1930年にイタリアで生まれ、60~70年代のイタリアの黄金期を支えたデザイナーです。オルーチェ社から発表したアクリリカで世界で最も歴史と権威があるコンパッソ・ドーロ賞を受賞しました。62年にデザインスタジオを設立から71年に亡くなるわずか9年の間に300以上もの作品を発表し、その多くが名作と言われるプロダクトでした。

パリのオルセー美術館やポンピドゥーセンターの国立近代美術館などの改修で「マダム美術館」とも呼ばれるイタリアの女性建築家です。活動分野は建築はもちろん家具や商品ディスプレー、庭園デザインなど多岐に渡ります。ザノッタではステンレス製の折りたたみ椅子、エイプリルなどが有名です。

1905年生まれのイタリアの建築家、スキーヤー、写真家といった多彩な面を持つ異色のデザイナーです。彼がデザインした多くのプロダクトは女性のボディラインを意識した曲線が特徴で、アールヌーボーの影響が伺えます。個人邸のためにデザインしたカボールは、ザノッタのコレクションの中でも際立って美しいテーブルです。

サッコは、ピエロ・ガッティ、チェーザレ・パオリーニ、フランコ・テオドーロの3人の若手デザイナーによって1968年にデザインされました。1968年に発表された当時、使う人の身体に合わせて変形するという非常に画期的なデザインと発想で瞬く間にイタリアデザインを象徴するアイテムとなりました。

家具界の巨匠、カスティリオーニ兄弟が発表したスツールです。電話のときに使うスツールとして発表されました。「SELLA」とはイタリア語で「サドル」を意味します。その名の通り、サドルをスツールの座面として使っています。遊び心のあるデザインはオブジェとしても楽しむことができます。

折りたたみ式のテーブルです。天板にあいた穴にフックをかけて、壁に欠けることが出来ます。壁にテーブルをかけるという大胆な発想にカスティリオーニらしさが感じられますね。3本の脚のラインと、それをまとめているジョイント部分も非常に特徴的です。発売以来40年以上愛されているテーブルです。