ゲタマ（GETAMA）のハンス・J・ウェグナーがデザインした、GE236 3人掛けソファを買取しました。

ゲタマは1899年にデンマークの海に近い町で生まれました。
当時はマットレスを専門に製造と販売をしている会社で、詰め物に海藻を使っていたので、
地名と海藻とマットレスの英単語の頭文字をとって、GETAMAと名付けられました。
現在ではソファやテーブル、チェアなどの家具全般を清掃していて、
詰め物に海藻ではなくてスプリングを使っています。

ハンス・J・ウェグナー（Hans J. Wegner）もデンマーク生まれのデザイナーです。（1914年）
カールハンセン＆サンで仕事を始めて、有名なYチェアを残しています。
ウェグナーはデザイナーだけでなく、家具職人としても活躍していて、
作ったチェアは座りやすさや職人による手作業、見た目の美しさなど全てを持っています。
世界各国の有名な賞を獲得していて、多くの作品が美術館で永久貯蔵品として保管されています。

買取したGE236は日本ではあまり見かけない、珍しいソファで1954年にデザインされました。
GE290と同じくらいウェグナーらしさを感じられる作品で、綺麗なデザインと耐久性を兼ね揃えていて、
ソファとして完璧なクオリティを誇っています。
クッションにはスプリングが入っているので、現在多くのソファで使われているウレタンよりも、劣化が遅いのがメリットです。
フレームもオーク材ではなくてチーク材を使っているのが、ヴィンテージならではの作りです。

買取させて頂き、誠にありがとうございました。