IDC大塚家具からアイリーングレイ（Eileen Gray）デザインの、
「ART72」ロクエブリューン チェア4脚セットを買取いたしました。

IDC大塚家具は、世界中の高級家具ブランドの商品を取り扱う大型インテリアショップで、
生活空間全般を総合的にプロデュースしている業界の最大手です。
大きな特徴は、大規模な施設の中でインテリアの専門家から、
利用者の要望に応えた総合的なコーディネートを提案してもらえることです。
幅広いなユーザー層が求める様々な個性やライフスタイルに合わせて、
家具選びをサポートしてくてます。

「ART72」をデザインしたアイリーングレイ（Eileen Gray）は、
1878年にアイルランドの芸術家の家で生まれました。
1902年までパリとロンドンで絵画を学んで、
1906年にはパリで日本人学生だった工芸家の篠原精造と知り合って、漆工芸を習います。
1925年になると、モダン建築とモダン家具の融合を発展させたスチールパイプ製の家具の製作を開始しました。
パイプを使った家具を多く手掛けて、中でも E1027 サイドテーブルは、
ニューヨーク近代美術館の永久コレクションに収められている名作として有名です。

買取させていただいたロクエブリューンは南仏の町から名前をつけらていて、
1932年にアイリーングレイが自邸のテラスで使用するためにデザインしたものです。
グレイ本人も特に気に入っていたデザインだったと言われています。
全体的に華奢なつくりをしている「ART72」チェアですが、
植物でなめしたとても丈夫な革でできたシート部分が強力なバネで留められているので、座り心地が良く丈夫にできています。
バネは後ろから見た時のデザインのアクセントにもなっていますね。

買取させていただきまして、誠にありがとうございました。