モダンクラシックを象徴するKnoll（ノール）より、
エーロ・サーリネン（Eero Saarinen）デザインの
「オーバルダイニングテーブル」を買取いたしました。

1938年に設立されて以来、Knollはオフィス家具の製造会社として、
そのデザインを追及してきました。
その洗練されたデザインは、オフィス家具だけでなく、
レジデンシャルユースの製品にも活かされています。
『「Knoll」の歴史は、アメリカの近代デザイン運動の歴史でもある』と
いわれるほどデザインに精通し、モダンなスタイルの象徴でもあります。
世界中の主要な美術館にKnollの傑作たちは収蔵されていますが、
中でも、ニューヨーク近代美術館（MoMA）に40以上のアイテムが収蔵されています。

モダンクラシックを象徴するKnollStudioコレクションは、
世界で活躍する建築家やデザイナーとのコラボレーションによって開発され、
どれもが熟練の技と象徴的なディテール、
そして洗練されたデザインの融合によって生まれた、唯一無二のプロダクツです。

エーロ・サーリネン（Eero Saarinen）は、フィンランド出身でのデザイナーで、
その後アメリカに移住し、JFK空港ターミナルビルなど有名な建造物を手掛けたことで知られています。
アメリカ・ミッドセンチュリーの重要デザイナーのひとりです。
新構造・新素材を次々に取り入れて、建築と家具デザインで数々の傑作を生み出しています。

買取しました「オーバルダイニングテーブル」は、
1956年にデザインされた、エーロー・サーリネンのペデスタルコレクションのひとつです。
一本脚で自立するデザインが特徴で、
テーブル下のスラム化（椅子やテーブルの脚による混乱状態）を解決するために、
5年もの研究を経て生み出されました。
なめらかな曲線を描く一本の華奢な脚と天板のフォルムは、優雅でタイムレスな気品を漂わせています。

天板は大理石を使用しているので、天然素材ならではの美しい模様が目を惹きます。
買取させて頂きまして、ありがとうございました。