北欧の照明ブランドルイスポールセンより、ヤコブセン氏がデザインした、
ホワイトカラーのAJ Royalを買取いたしました。

Louis Poulsen(ルイス ポールセン）は北欧・デンマークの照明ブランドです。
創業一族のポールセン一家は180年代末頃から工具、電気用品の販売を手掛けていました。
1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、
照明器具の発売を開始します。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。
現在では、Louis Poulsen（ルイスポールセン）は近代照明のルーツといわれ、
世界の照明デザインに大きな影響を与えてきた北欧の照明です。

アルネ・ヤコブセン氏は、1902年にデンマークのコペンハーゲン生まれたデザイナーです。
デンマーク王立芸術学校卒業後、ポール・ホルソーの建築事務所に勤務し、
ル・コルビジェやミース・ファン・デル・ローエらの影響を受けました。
1950年デンマークの家具ブランドのフリッツハンセン社と共同で、アントチェアを発表しました。
その後も、自身が設計したコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのために、
デザインしたエッグ、スワンなど、デイニッシュ・デザインを世界に広めています。

買取させて頂きました「AJ Royal」は、建築家アルネ・ヤコブセンが1959年に、
コペンハーゲンのロイヤルホテルのためにデザインしたペンダントランプです。
翌年より既製品として発売され現在まで続くロングセラーとなりました。
シンプルで上品な半球形フォルムが空間をすっきりと美しく演出ししてくれます。

上部のルーバーが光を反射・拡散させ、天井面に向けて柔らかい光を放すのも特徴です。
真似た製品では天井に縞模様ができたり、光の輪の淵に影ができたりしますが、
オリジナルのAJランプではそのような不快な光や影は一切発生しません。
照明の下を明るく優しい光で照らすのはもちろん、
天井からの間接光が部屋全体を微かな光で照らし出します。

買取させて頂き、ありがとうございました！