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北欧建築界の巨匠「アルヴァ・アアルト」がデザインした家具を高く売る方法~人気チェアを交えてご紹介~

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

アルヴァ・アアルトは、20世紀を代表する建築家であると同時に家具などのデザインを手がけ、北欧建築界の巨匠といわれる人物です。2018年に生誕120年目を迎え、再び注目されています。アルヴァ・アアルトの作品は、家具ブランドのアルテックやガラス製品で有名なイッタラなどで多く発表されています。

北欧デザインは常に人気のジャンルですので、もしアルヴァ・アアルトの家具を売るならば、高価買取が期待できます。せっかくならより高く売りたいものですよね。どうすればプラスの査定額になるのでしょうか。こちらの記事で、高額査定の可能性があるアイテムや、売る際のちょっとしたポイントなどをご紹介していますので、ぜひご参考ください。

アルヴァ・アアルトについて

フィンランドで生まれたアルヴァ・アアルトは、生涯200以上の建物を設計しました。いずれも自然体なフォルム、素材、光の組み合わせが絶妙で、温かみのあるデザインとして知られています。建築と家具はお互いに補うものである、という考えから、自然と家具デザインも手掛けることになります。フィンランドのパイミオのサナトリウムのためにデザインした家具のデザインは世界的な注目を集めました。その後、自身と妻のアイノ・アアルトがデザインした家具を販売するために、アルテックを創業しました。

アルヴァ・アアルトが新しい曲木の技術を取り入れたデザインは、それまでにない量産できる家具を実現するものでした。それは、後世の建築家に大きな影響を与え、北欧デザインが世界に広まるきっかけとなったのです。

アルヴァ・アアルトで査定価格が期待できる家具

81 B

81 B

アルヴァ・アアルトが3年をかけて実現した「Lレッグ」シリーズのテーブルです。無駄な金具を使わず、フィンランド産の素材を存分に使っています。

特徴的は緩やかなカーブを描いた脚です。Lレッグと呼ばれるその脚は、無垢材を特殊な技術で加工してあり、アアルトがこのカーブを実現するのに3年かかったといわれています。1935年に発表された作品ですが、今なお愛され続ける名作です。

66 チェア

66 チェア

66チェアはシンプルな木製のチェアです。こちらもフィンランド産のバーチ材をふんだんに使っています。高さのある広めの背もたれは、程よくしなってゆったりと座ることができます。

66チェアの脚もアアルトデザインのシンボルともいえるLレッグを使用しています。頑丈なバーチ材を直角に曲げる技術は、家具を量産するために合理的な家具技術を追求した結果生まれたものです。カラーや素材の組合せによって、豊富なバリエーションがあります。

スツール 60

スツール 60

アルヴァ・アアルトのシンボルともいえるLレッグを採用した最初の製品がスツール60です。座面と3本脚というシンプルな構造ですが、柔らかな温もりを感じさせるデザインで、北欧家具の象徴となっています。スタッキングされた状態でも美しいデザインで、景観を損ないません。

さまざまなバリエーションがあり、80周年アニバーサリーモデルなども存在します。Lレッグは1933年に特許を取得した後、スツール60をはじめ、テーブルや収納家具など50以上の作品に取り入れられています。

買取価格をアップするコツや工夫

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

アルヴァ・アアルトの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

リサイクルショップ チェリーズマーケット

チェリーズマーケット

チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。 ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、 ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。

まとめ

上記で紹介した作品以外にも、アルヴァ・アアルトは多くの作品をアルテックより発表しています。世界で唯一の技法で造られるLレッグが使われている153ベンチや710デイベッド、88ネストテーブルなどは高値が期待できるでしょう。1930年代に発表されたアアルトの作品は人気が故に、ジェネリック品といわれる家具も多く出回っています。IKEAなどでも似たようなスツールなどが売られていますので、売る際には家具に張られているラベルなどを確認しておきましょう。

アアルト作品はバリエーションも豊富なので、本当にアアルト作品であるか確かでない方は、ぜひ一度ブランド家具専門のショップに査定依頼を出してみるのがおすすめです。多くのショップではWEB上で申し込みができますが、その際は商品の状態をなるべく詳しく伝える、商品の写真を多角度から撮って添付する、などでより詳しい査定額がわかると思います。ぜひお試しください。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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