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アンプってどう処分すればいいの?処分方法をわかりやすく解説いたします。

小山大作小山大作

不用品を処分する方法

ギターやピアノといった楽器、またはスピーカーのような機器と比べ、アンプの一般的知名度は低いです。 しかし音楽に携わる人たちにとってアンプが非常に重要なものであることには変わりありません。 そのようなアンプを処分しなくてはならなくなった際にどうすれば良いかについてわかりやすく解説します。

アンプとは何なのか

アンプとは何なのか

アンプは英語のアンプリファイアーの略で、日本語に訳せば増幅器です。その名の通り、アンプは電圧や電流による信号を増幅させます。CDプレーヤーやチューナー、またはデッキなどから発せられる信号は非常に小さく、そのまま音声として出力しても全く聞こえません。そのため信号を一旦アンプへ通し、音声として聞き取れるほどに大きくする必要があります。ごく初期の音響機器はアンプを導入しておらず、小さな信号にもよく反応するスピーカーを使うことで対処していました。

しかし反応性が良いといっても出せる音の大きさには限度があり、さらに音質が良くありませんでした。そのような状況の中でまず真空管アンプが発明され、以降オーディオ機器から奏でられる音声の質は飛躍的に向上しました。アンプの種類によって増幅のさせ方にはクセが生じます。一般に真空管で作られたアンプの音は温かみがあり、対してトランジスタアンプの音は硬くて冷たいです。また同じ構造のアンプであってもメーカーによって特徴が異なり、世界中のAVマニアが今日もそれらを聞き比べて楽しんでいます。

アンプはギタリストにとっても重要な機器です。エレキギターはそれ自体では小さな音しか出せません。そのため弦の振動を電気信号に変え、それをアンプに掛けて増幅させてからスピーカーで出力しています。ギター用アンプはAV用と異なり、意図的に歪ませながら信号を増幅させるものが存在します。その歪みによって音色をさまざまに変えられるのがエレキギターの魅力だと捉えているギタリストは少なくありません。そのため多くの奏者がアンプを楽器の一つとして扱い、またさまざまな音色を奏でるべく複数種類を持っています。

壊れていないアンプを処分するなら

壊れていないアンプを処分するなら

アンプは壊れているかどうかで処分の方法が大きく異なります。もし処分したいアンプが壊れておらずまだ使える状態であるならば、ゴミとして出すのではなく売却することをおすすめします。

楽器買取専門店に依頼しましょう

アンプが異なればそれを通って出力する音も変化します。そのため、AVファンやミュージシャンなど音にこだわる人たちにとってアンプは非常に重要な存在です。そのため楽器買取を専門にしている業者の多くがアンプにも対応しています。アンプが真空管で作られたものである場合、思いがけない高値が付くことも少なくありません。

動作が安定しておりさらに小型なトランジスタアンプが1950年代に普及し、以降現在まで大いに使われています。しかしAVファンの間では前述の独特な温かさを求めて現在でも使われ続け、また少数ながら製造されています。現在において真空管アンプは好事家が使うものであるため、販売価格も高価格帯がほとんどです。

中には数十万、さらには百万円を超えるものもあります。専門の業者なら真空管アンプの価値を的確に判断し、それに見合った査定額を出してくれるでしょう。査定額を少しでも高くするためのコツはいくつかあります。たとえば長らくしまっており、埃や汚れが付いているアンプは業者へ持っていく前にクリーニングしましょう。たとえ拭けば落ちるものであっても、汚れているアンプは査定額が低くなります。また購入した際に付いてきた説明書やケーブルなどが揃っていたほうが高く買い取ってくれます。

家電買取業者でも対応してくれます

楽器買取の専門業者が近くにいない場合は家電買取業者を選びましょう。しっかりした業者なら楽器専門業者と遜色ない価格で査定してくれます。また、業者によっては出張買取を行っているところもあります。アンプが大型、または売却したいものが複数ある場合は遠慮せずに出張買取を依頼しましょう。

リサイクルショップはあまりおすすめしません

アンプをリサイクルショップで売ることは避けたほうが良いでしょう。いわゆる白物家電と比べてアンプは知名度が低く、査定を行うスタッフが知識をしっかり有しているとは限りません。たとえアンプがアンティーク品として知名度があり、専門業者なら高値で買い取ってくれる代物だったとしても、相場よりも低く査定されてしまうことさえあります。アンプやオーディオについて精通しているスタッフがいるかどうかを基準に業者を選びましょう。

インターネットでも売却が可能です

フリマアプリやネットオークションを活用して買い手を探すのも手段の一つです。買取とは違い自分の好きな値で売り出せるため、思いがけない高値で買ってもらえることもあります。またネットオークションの場合は競売が行われ、どんどんと価格が更新され結果的に業者に買い取ってもらうよりも高値が付くことも珍しくありません。

また最近はSNSでアンプを売りに出す方もいます。検索に引っかかりそうなワードを文章内に入れておけばフォロワー以外の人にも見つけてもらえます。自分の好きな値段を設定できるとは言っても、あまりに相場とかけ離れた価格で売りに出してしまうと買い手は見つかりません。そのためある程度はアンプの相場を調べておくことが求められます。その際はメーカーや型番号、そして製造年月日を確認しましょう。それらの情報からアンプのグレードがわかります。

フリマアプリやネットオークションは画面上のやり取りであるため、業者での買取よりトラブルが発生しやすいのが欠点です。たとえばはじめの情報と実際に届いたアンプが異なると苦情が来ることがあります。そのようなトラブルを防ぐためにもメーカーや型番号などの情報、または傷の有無などはできるだけ正確に記載しましょう。

また取引が無事成立しても、輸送中にアンプがトラブルに巻き込まれる可能性もあります。配達車の中で壊れたり傷付いたりしないようしっかりと梱包し、さらに安全を期して追跡サービスを付けておくことが重要です。インターネットでの売り出しは自分の好きなときに行えるものの、売れなければアンプはずっと手元にあります。もしすぐにでも処分しなくてはならない場合、適した手段とは言い難いです。

知人に譲るのも手です

アンプの知識を持っている人が周囲にいる場合、その方に譲ってしまうのも手です。自分にとってはもう必要ないアンプだったとしても、その方なら有効に活用してくれるかもしれません。知人へ譲る場合、各種情報やアンプの状態は細かく伝えておくことをおすすめします。

すでに述べた通りアンプは種類ごとの違いが大きく、譲ろうとしているものが必ずしも知人の方が求められているタイプであるとは限りません。また、アンプをコレクションされている方の場合は傷の有無が非常に重要となります。気の置けない関係だったとしてもしっかりと伝えておきましょう。

楽器買取専門店に依頼する場合のおすすめ3選

色んな種類のアンプ買取経験あり、エルミュージック

エルミュージック

エルミュージックではギターアンプをはじめとして、真空管アンプやコンボアンプ、スタックアンプ、トランジスタアンプ、ラックマウントアンプ、ミニアンプなど、この他にも様々なアンプを買取しています。大きくて重さのあるアンプもエルミュージックなら無料で出張買取をしてくれるので、安心して全部任せられます。マーシャルやローランド、ヴォックスは買取強化中のメーカーなので、これらのアンプを手放そうか検討中の方は必見です。

エルミュージックの詳細情報

TEL0120-527-257 10:00~19:00
メール無料査定フォーム
特設ページ

特設ページでは買取強化アンプピックアップとして、Marshall(マーシャル)、Roland(ローランド)、VOX(ヴォックス)が指定されています。買取できるアンプの種類や、できないアンプまで見やすく記載。買取できるブランドはアルファベットでソートされて見やすく、Acoustic Image(アコースイティック・イメージ)からZT Amp(ゼットティーアンプ)まで様々なブランドが掲載されています。買取事例のいくつかあるので参考に。

アンプだけを買取しているアンプ専門店、リアルオーディオ

リアルオーディオ

オーディオ機器を専門に買取をしている京都のショップのリアルオーディオは、アンプの買取にももちろん力を入れています。買取方法は他店と同じように宅配買取や出張買取、持込買取があるので、関西方面にお住まいの方や、京都に住んでいる方には特におすすめのショップになります。オーディオ機器に特化しているのでアンプへの知識や情報も豊富で、どんなものでも適切な名段を出してくれるので安心して任せられます。

スピーカーとオーディオ機器買取専門、オーディオサウンド

オーディオサウンド

スピーカーとオーディオ機器を専門に高価買取している業者のオーディオサウンドは日本各地に店舗があるので安心して任せられる信頼できる大手です。勿論持込買取以外にも宅配買取や出張買取に行っているので、大きさのあるものなども依頼可能です。査定金額を知りたいだけや、すぐに査定してもらいたい、すぐに現金が欲しいといったお願いにも柔軟に対応してもらえるので、急いでいる方も是非相談してみてください。

アンプが壊れている場合

アンプが壊れている場合

アンプが壊れている場合、売りに出すことは難しいです。その場合はゴミとして廃棄しましょう。2013年に施行された小型家電リサイクル法により、アンプもリサイクルの対象として扱われるようになりました。

粗大ゴミとして出しましょう

アンプをどのように廃棄すれば良いかは自治体によって異なるものの、多くの場合において粗大ゴミとして扱われます。粗大ゴミは事前に申し込まなくては回収されないことがほとんどであるため、まずは自分の自治体がどのように行っているかをしっかりと調べましょう。

粗大ゴミは事前に予約し、購入した粗大ゴミ処理券を貼り付けつつ回収場所に置いておくという方法を採られることが多いです。この際、粗大ゴミの大きさによって買わなくてはならない処理券の金額が変わるため、処分したいアンプの大きさは事前に計測しておきましょう。

なお、処理券の金額についても自治体ごとに差があるのです。受付センターへの持ち込みを行っている場合もあります。持ち込みなら予約は必要なく、指定日まで待つ必要がないです。また自治体によっては持ち込みなら手数料がかからないこともあります。手で持てたり車に積み込めたりする程度のサイズなら持ち込みを選ぶのも手段の一つです。

また、2013年に施行された小型家電リサイクル法によってアンプはリサイクルの対象となりました。これはアンプを含め家電の中には金や銀、または各種レアメタルが使われており、適切に回収してリサイクルするためです。アンプを小型家電リサイクル法の対象としているかどうかも自治体によって異なるため、まずは調べましょう。

不燃ゴミとしての処分は難しい

一定以上の大きさがあるアンプは不燃ゴミの対象外となることが多いです。細かく解体すれば不燃ゴミとして扱ってもらえますが、アンプの構造は複雑であり難しいです。また内部には鋭い部品もあり、解体中に怪我してしまう可能性もあります。アンプを不燃ゴミとして出すのはあまり現実的ではないでしょう。

不用品回収業者という手段

不用品回収業者に連絡して引き取ってもらうという選択肢も挙げられます。粗大ゴミとして出すより費用こそかかってしまいますが、希望日に回収してくれたり直接取りに来てくれたりといったメリットがあります。複数台一気に処分したい、または重くて回収場所へも持っていきにくいアンプがある際には非常に便利です。

しかし中には無許可で営業している回収業者も存在します。そのような業者の場合、後から高額な費用を請求してきたり不法投棄を行っていたりすることがあります。悪徳業者に捕まらないよう、ネットで口コミを検索しておきましょう。

壊れたアンプを買い取ってくれることも

壊れたアンプを買い取ってくれることも

修理の技術を持っている業者の場合、壊れたアンプであっても買い取ってくれることがあります。またアンプ内部のレアメタルを目的にして買取を行っている業者もいます。

まとめ

まとめ

アンプはその種類や状態によって査定額が変わります。また場合によっては買取ではなく処分を検討すべき場合もあります。いずれにせよ処分の手段は慎重に選ぶことが重要です。今回の解説を参考にしつつ選んでください。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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