小山大作
ブランド家具を高く売るコツや工夫
20世紀を代表する建築家として知られるル・コルビュジエですが、家具も多くデザインしています。コルビュジエの家具はテレビや映画、雑誌などでも頻繁に使われているので、見たことある方も多いのではないでしょうか。正規で購入するとなかなか手が出しづらいお値段なので、中古で購入したいという方も多く市場ではとても人気があるアイテムです。
今回はコルビュジエがデザインしたものの中でも特に人気が高く、買取金額も期待できるアイテムをご紹介します。その魅力などについても詳しくご説明しますので、これから売りたいと考えている方、中古で購入したい方もぜひ参考にしてみてくださいね。
ル・コルビュジエはスイス生まれのフランス人建築家です。本名シャルル＝エデュアール・ジャンヌレで、「ル・コルビュジエ」という名前は、雑誌「エスプリ・ヌーヴォー」上で使っていたペンネームでした。独自の機能主義の理論に基づいて生まれた彼の革新的な建築や家具のデザインは、今でも多くのデザイナーたちに影響を与えています。
家具のデザインの多くは、従兄弟であり建築のパートナーであるピエール・ジャンヌレと、シャルロット・ペリアンとの共同作業から生まれています。3人がデザインした金属を使ったLC2はたちまち人気となり、発表から半世紀以上経った今なお人気を集めています。
LC2は通称グランコンフォールとも呼ばれるソファです。最小のシステムで最大の快適さを実現させるためにデザインされました。コルビュジエ作品の中でも特に人気の高いアイテムです。
現在は意匠権が切れてしまっているので、多くの家具メーカーのレプリカ品が販売されていますが、正規品であるカッシーナのLC2はやはり別格で、買取金額にもかなり違いが出ます。素材のクッションや革には改良が重ねられて進化していますが、発売当時のフォルムを忠実に再現しています。
ガラスとクロームメッキ仕上げのスティールパイプの脚、スティール塗装のフレームの3つの部材だけで構成されているシンプルなテーブルです。コルビュジエの合理主義的な発想がうかがえます。
シンプルなデザインなので、どんなインテリアにも馴染めて、他の家具の魅力を一層惹きたてます。カッシーナのみに許されているシリアルナンバー入りのLC10-Pは、高額買取の可能性が高いです。
1929年に、パリのサロン・ドートンヌに出展されたチェアで、コルビュジエの名をさらに広めるきっかけになりました。LC7は、コルビジェの傑作のひとつともいわれています。
無駄な装飾は取り除き、クッションの水平と金属パイプの垂直が融合してシンプルでバランスの取れた構成です。スウィベルとは「回転」という意味で、その名の通り回転します。360度どこから見ても美しく、機能性もデザイン性も抜群のチェアです。
ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。
また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。
保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。
製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。
また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。
日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。
ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。
業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。
料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。
どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。
手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。
流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。
有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。
少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。
部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。
プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。
チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。 ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、 ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。
今なお魅力が色褪せることなく、現代でも通用するデザインのコルビジェの家具は安定した人気を誇ります。そのため正規品以外も多く出回っていますが、コルビジェの家具はシリアルナンバーがあるかどうかが買取金額を左右します。正規品はカッシーナからのみ販売されています。買取を依頼する際は、シリアルナンバーを確認してみてください。
正規品のコルビジェの家具を求めているショップはかなり多いので、売るとなると高額となる可能性が高いです。だからといって1店舗だけで取引を決めてしまうのは、もったいありません。なるべく複数の店舗を選んで査定依頼を出しましょう。少しでも高い金額を提示してくれた店舗に依頼することがおすすめです。コルビジェの家具をお持ちの方は、売るといくらになるか知るために査定依頼を出してみるのもいいかもしれません。
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