まずは、「売れる」「売れない」の判断をしてみる
大きな食器棚が不要になった際、まず考えるべきなのは、その食器棚を売るか、売らずに処分するかです。そのため、売れる製品には、どのような特徴があるのか理解しておくことが望ましいでしょう。
売れる・売れないの判断基準とは
売れる食器棚は、基本的には良好な状態である必要があります。食品関連の製品であるため、綺麗な状態であることは必須でしょう。
また、引き出しや戸棚などの各種機能が正常に使えるかも、重要なポイントになってきます。買取業者としても、使えない製品を引き取っても、その後売れる望みが薄く、買い取りにくくなるからです。
これらの特徴に加えて、製品特有の付加価値や需要も見られます。したがって、有名ブランド品であればそれだけで価値が高く、需要も見込めるので、高値で売りやすいといえるでしょう。
売れる場合① ⇒ フリマアプリやオークションを利用する
メルカリなどのフリマアプリやヤフオクなどのオークションを利用する場合、一般的にはお金になりやすいものの、一定の手間がかかります。
写真撮影や詳細な説明文を書く手間
食器棚のような大きな製品は、全体像が写るような写真を撮影することがまず大変です。視野の広いカメラを使うか、ある程度距離を置いて、しかも一定の画質を維持できるような写真を用意しないと、買い手は正しく製品の状態を評価することができなくなるからです。
また、製品が大きい分だけ、各種機能などを詳細に説明することが期待されますが、その説明文を書いていくことも手間がかかります。
梱包や発送の手間
いざフリマやオークションによって売買契約が成立したとしても、その後にも手間がかかります。まず、運搬の際に製品が損傷しないように、適切な梱包を行わなければなりません。また、発送作業を行う必要もあります。
なお、通常は発送料は売り手側負担になりますから、その分の費用はかかることのほうが多いでしょう。ただし、それらの手間やコスト分だけの必要な作業をすべて自力で行うことになるため、買取業者を介する場合に比べると入ってくる金額が大きくなりやすいのも事実です。必要に応じて検討されるとよいかもしれません。
売れる場合② ⇒ 迷わず買取専門店へ無料見積をしてみよう
売れそうなものの中でも、特に有名ブランド品はブランドであること自体に由来する特別な付加価値を有している点が特徴です。このため、ブランド品を処分する際には、リサイクルショップのような総合的な買取業者ではなく、ブランド家具の買取に特化した専門店に買い取ってもらったほうがよいでしょう。その理由を説明します。
ブランドの真価をより深く理解してくれる
総合的なリサイクルショップは、必ずしも個別のブランドに詳しいわけではありません。このため、有名ブランドものであることを見逃して買いたたいたり、ブランドものであると気付いたとしても、専門店ほど十分な高値で買い取ろうとしなかったりする可能性があります。
しかし、ブランド家具買取専門店であれば、ブランドの本当の価値を十分に理解してくれる傾向があるため、本来適正であるべき価格に近い買取価格で買い取ってくれる可能性が高くなるでしょう。価値を理解してくれる分だけ、高値の買取につながるのです。
多少の汚れでも需要は落ちない
ブランド品は、ブランドものであること自体に価値がありますから、多少の傷や汚れを理由としてリサイクルショップなどでは買い取り対象にならなかったとしても、ブランド家具専門店では買い取り対象になる可能性があります。
ブランド物は、その高い付加価値ゆえに新品価格が高く、また中古であっても欲しいと考える層が一定数存在することが特徴です。このため、専門店では、多少の使用感や汚れがあっても、需要を見込んで買取を行ってくれる可能性が高くなります。
食器棚を買取してくれる、オススメ業者3選
食器棚の買取実績が多く、しっかり査定してくれるエルライン
15年以上、ブランド家具を買取してきたエルラインでは、もちろん食器棚の買取経験も豊富です。
処分したい食器棚がブランド物なら、廃棄する前にエルラインで無料査定をしてみることをオススメします。査定は電話やメールフォームから可能で、WEBページでは簡易的な査定機能もあります。
買取方法も豊富なので、自分で食器棚を運び出すのが不安な方や、難しい方にも向いています。また、食器棚にはガラスが付いていたり、大きさや重さのあるものが多いので、無理は禁物です。
エルラインでは現在カッシーナとアルフレックスの家具の買取を強化しています。手放したい食器棚がこのブランドに該当するなら、他店よりも高価買取が望めます。お店で使っていた大型の食器棚や、複数の食器棚の買取も受け付けているそうです。
参考:ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)
デザイナーズ家具に特化した業者のゼノン
ブランド家具とデザイナーズ家具だけを専門に買取しているゼノンでは、買取対象のブランドやデザイナーの幅も広くて、知識も豊富なので、食器棚が上記に当てはまる人は向いています。一般的なリサイクルショップではブランドの価値や現在の需要をなかなかりかいしてくれませんが、ゼノンのすらっふは日々買取している実績と、さらに勉強もしているそうです。
出張買取、宅配買取、持込買取に対応しているので、自分の環境や食器棚の大きさなどに合わせて選べるので便利です。万が一、平日の営業時間内が難しい場合でも、スタッフに相談すればできる限りで対応してくれるという、柔軟さもある、大変助かるサービスです。
無料査定の後にキャンセルすることも無料なので、いくつかの買取業者で査定してから決めることもOKです。今手放すか迷っている方も、お気軽に相談してみはいかがでしょうか。
参考:デザイナーズ家具買取ZENON(ゼノン)
色んなブランド・メーカーの食器棚の買取実績ありのサルル
家具全般を買取しているサルルでは、食器棚の買取実績もかなり豊富です。色んなメーカーやブランドの食器棚を買取しているからこそ、どこよりも適切な値段で買取してくれます。
サイトでは実際に買取した食器棚たちを見ることが可能なので、自分の食器棚が買取してもらえるかおおよその確認も出来そうです。また、食器棚の他にも手放したい家具がある方にもオススメで、出張買取をお願いすれば、まとめて買取してくれます。
ノーブランドの食器棚は買取が難しいですが、他店では買取が断られることの多いニトリやIKEAの食器棚もグレードによっては買取可能です。また、単体では買取が難しくても、他の家具と合わせて査定を申し込むことで、買取可能になることもあるので、家具を整理したい人や、引越しをする方にも向いている買取サイトです。
参考:家具買取専門のサルル
売れない場合① ⇒ 自治体の粗大ゴミとして廃棄処分する
売ることができず、処分せざるを得ないと判断した場合、まず考えられるのが、自治体の粗大ゴミとして出して廃棄する方法です。この場合は、各自治体に定められた手順に従うことになりますが、一般的には、以下の点で注意が必要です。
事前に引取り期日を指定する
粗大ゴミとして廃棄する場合、原則として引取り期日は、事前申し込みやシールの購入によって、あらかじめ指定しておくこととなります。事前に予約を立てずに廃棄しようとしてもそれはできませんので、あらかじめ必要なプロセスは踏むようにしてください。
なお、自治体によっては、自分で処理場などへ持っていくことが求められ、その日時が指定される場合もあるので、注意が必要です。
処理場まで自分で運搬すると費用削減できる場合も
ケースバイケースですが、自分で処理場まで持っていくことが認められている場合、自治体に引き取ってもらうよりも、処分費用が安くなる場合があります。交通費その他の条件を考慮して、よりお得な方法を選ぶようにしましょう。
売れない場合② ⇒有料の廃品回収業者に処分を依頼する
自治体ではなく、民間の廃品回収業者に依頼する方法も考えられます。この方法には、自治体に依頼する場合と比べて、いくつかのメリットがある半面、デメリットもありますので、それぞれ見ていきましょう。
業者に依頼するメリット
原則として、廃品回収業者は引取を行ってくれるため、引取を行わない自治体ではそれだけで大きな利点があるといえるでしょう。また、仮に自治体が引取を行う場合でも、自治体に日時を指定されるのではなく、こちらから都合がよい日時を設定して依頼するため、都合をつけやすいことも大きなメリットになります。
さらに、食器棚以外の家具などを処分したくなった場合には、まとめて処分してもらうことが可能なのもメリットです。
業者に依頼するデメリット
業者に依頼する場合は、サービス内容の柔軟性が一般的に自治体に依頼する場合よりも優れている代わりに、費用はより高くつく傾向があります。また、サービス自体も業者によってまちまちなので、質のよい業者を調べて選ぶ手間がかかるのも、難点だといえるでしょう。
事前調査が大切
廃品回収業者に依頼する場合、お客への対応などサービスの質がバラバラですので、事前に資格や実績などの客観的指標、口コミのようなユーザー評価を確認しておくことが大切になります。質の高いサービスを行う業者の中で、自分に最も合ったものを選ぶようにしましょう。
売れない場合③ ⇒ 引越しや買い替えの際の無料引取サービスを狙う
不要になっても、すぐに処分するのではなく、引越しや買い替えの際に、無料引取サービスを利用する方法も考えられます。この方法で注意するべき点を見ていきましょう。
引取サービスの事前調査を入念に
引越しや買い替えを行ったからといって、必ず無料引取がついてくるとは限りません。また、引越しの際の無料引取の場合は、サービスがあっても対象製品に制限がある場合も考えられます。買い替えであっても、あまりに古い型番の製品は対象外の可能性もあるでしょう。
いずれの場合でも、引き取ってもらいたい製品が、そもそも引き取ってもらえるか、また引き取ってもらえるとしたらどのような条件でなのか、サービスを利用する前に事前によく調べておくようにしましょう。そうすることによって、サービスをいざ利用しようと思ったら対象外だったり、対象外で有料だったりしたなどというトラブルを回避することが可能です。
売れそうなら頼むと損
引取サービスのメリットは無料であることですが、これはあくまで廃棄を前提とした場合のお話です。保存状態が良好な製品やブランドものであれば、売れる可能性がありますから、実際に売った場合に比べると損することとなります。
引取サービスの利用は基本的には任意のはずですので、引取を行う前に、買取業者に相談し、売れそうであるか調べてもらったり、実際に打ってしまうなどの行動を起こしたりすることを推奨します。
売れるか迷う場合 ⇒ リサイクルショップに相談してみる
売れるか判断に迷う場合は、リサイクルショップを利用する方法が考えられます。仮に売れない場合でも、無料で引き取ってくれる場合もあるので、全体的にはお得になる可能性が高いことが特徴です。
売れる可能性がある
リサイクルショップでは、状態が良好な製品であれば、買取を行ってくれる場合があります。仮に売れずとも、少なくとも無料で引き取ってくれる可能性が高いため、損はしません。
このため、売れるかわからない製品を、万一の可能性に期待して査定してもらうのには適しているといえるでしょう。
持ち込みと出張買取
リサイクルショップに引き取ってもらう方法は、持ち込みと出張買取に大別されます。自力で持ち込める場合は、持ち込んだほうが相手側の人件費が抑えられるため、買取価格が高くなりやすいでしょう。したがって、自分に合った方法を選ぶことが推奨されます。
ねらい目のショップは
リサイクルショップの中でも、特に食器棚を探しているお店があれば、そこはねらい目だといえます。積極的に食器棚を欲しがっているため、本来無料引取にするべきものでも買い取ってくれたり、買取価格を上げてくれたりする可能性が高くなるからです。
まとめ
いかがでしたか。ここまで、不要になった食器棚の代表的な処分方法を紹介してきましたが、最も大きな判断基準は、売れるか、売れないかです。
売ることを想定したい場合は、日頃から綺麗に使って傷や汚れを避け、査定前にも一度掃除やお手入れをしておくとよいでしょう。また、還元率を高めるには、初めから良質な製品やブランドものを買っておくことが望ましいです。
実費がいくらになるかはケースバイケースですが、中途半端に売れない価格帯や質の製品は、長い目で見たら最も損ですので控えましょう。