方法1:家具の買取業者にタンスを買取ってもらう
手間も費用も掛からず、お金になる最高の選択肢
家具の買取専門業者は、有名ブランドのタンスやデザイナーズのタンスであれば、高価買取をしてもらえるチャンスがあります。
連絡をすれば家まで無料で取りに来てくれる「出張買取」を利用すれば、タンスを搬出する手間も費用も掛からず処分できます。
最高の選択肢ですが、タンスの状態やメーカー、ブランドによっては買取してもらえないこともありますので、まずは自分のタンスの情報を調べてみましょう。
買取業者に見積を出す際には、面倒ですが必ず3社以上の買取業者に見積を依頼するのがオススメです。買取業者には得意・不得意なジャンル、対応しているエリアなど条件が様々あるので、複数社に見積をしてもらい、その中で一番いい条件の業者を選ぶのがオススメです。
タンスを買取してくれる、オススメの業者
- ブランド家具なら高く買取してもらえる「エルライン」
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処分したいタンスがブランド品、デザイナーズ家具ならエルラインに無料査定を申し込むことをオススメします。エルラインは家具の買取業者ですが、ブランド家具やデザイナーズ家具を専門に取り扱っているので、長く使ったタンスや少し傷のあるタンスでも買取してもらえる可能性があります。
中古のタンスはなかなか売れないイメージも強くて、実際にリサイクルショップに行っても断られるケースが多いですが、ブランドやデザイナーのことを熟知したエルラインなら、適切な値段を出してくれます。自分では売れないと思っていたタンスにも思わぬ高値が付くかもしれません。
見積もり方法は電話や24時間OKなメールフォーム、またウェブ上でざっくりとした見積金額を出すことも可能です。買取をした記事の更新も頻繁に行っているので、エルラインのスタッフも家具に詳しくて、買取に力を入れていることも分かります。
L-line(エルライン)で査定する
- 幅広いブランド・メーカーのタンスの買取に対応「サルル」
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ブランド品のタンスはもちろん、あまり知名度の高くないブランドやメーカーのタンスで、他の買取業者やリサイクルショップに断られたものでも、サルルなら買取してもらえる可能性があります。サルルの公式ホームページでは、実際に買取した事例が頻繁に更新されていて、それを見ても自分のタンスやチェストが売れるかどうかの判断材料になります。
また、買取経験が豊富で取り扱っているブランドやメーカーの種類も多いので、実際に買取をしてもらうときもスムーズに進みますし、買取品目にないものでも買取してもらえるかもしれません。
買取実績が多いということはそれだけサルルを利用している人も多いということなので、信頼度も高い業者です。今後タンスを売る可能性がある人にもオススメで、公式ラインを登録するとお得なクーポンの配信も行っています。現在は購入から5年以内の家具を高価買取するキャンペーンも実施中で、目が離せません。
参考:家具買取専門のサルル
- チェリーズマーケット
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チェリーズマーケットではブランド家具全般を買取していますが、ブランド品の箪笥の買取経験もかなり豊富で信頼できる業者です。日本のブランドから海外のブランドまで幅広く対応しているので、処分したいタンスがブランド品なら、一度問合せしてみることをオススメします。
チェリーズマーケットには中古の家具の需要や相場について熟知した査定員がいるだけじゃなく、家具の修繕のプロまでいます。通常、家具の修繕費などから買取を断られたり、想像以上に低い値段で買取をされてしまいますが、チェリーズマーケットでは買取したタンスを次に繋げるために適切な修繕ができるので、買取もどこよりも高くなるそうです。
買取方法も三種類から選択可能で、東京都世田谷の店頭に持ち込みか、電話で郵送買取や出張買取も行っています。タンスは基本的に重たい製品が多いので、出張買取を利用する方も多いです。
参考:チェリーズマーケット
方法2:買い替えの際に下取りに出す
タンスを新しいものに変えると考えた場合にも処分することを考えるでしょう。そのような場合にはどう処分するのがよいのでしょうか。
購入したいタンスが決まっている場合
もう購入したいタンスが決まっている場合は、新しいタンスを購入する業者や店舗が下取りや引取を行っているかを確認して、引き取ってもらう方法があります。
手数料の有無は業者によります
購入した店舗であれば無料で引き取ってもらえる場合もあれば、別途手数料が必要なケースもあり業者や店舗によって異なるので、申し込む前に確認しておきましょう。
そのほかの細かい条件もしっかりチェックしましょう
新しいタンスを購入した店舗で回収してもらう場合は、回収の条件も忘れずにチェックしておきましょう。商品を購入すれば無条件で回収してくれる店舗もあれば、「いくら以上お買い上げの方~」と条件が設定されている場合もあります。
また例外として、大きさ、購入してからの年月、状態、ブランドによっては回収を受け付けていないというケースもあるので購入する前に、自宅のタンスと照らし合わせてきちんと確認をしておきましょう。
方法3:ジモティーなどでほしい人を探して譲る
ほかの処分としては、タンスを必要としている人に無償で譲る方法があります。
基本的に費用がかからない、トラブルなどが起こりにくい
ほしい人に譲るメリットとしては、自治体や業者に頼む費用がかからず、トラブルも起こりにくいという点があります。
ジモティーやSNSなら比較的ほしい人が見つけやすい
ジモティーやSNSを活用してほしい人を募集すれば、非常に拡散力が高いため、短期間で譲り先を見つけやすいこともメリットです。
知人や友人ならさらに円滑に譲れる
親交のある知人や友人に譲る場合は、どんな人物かあらかじめわかっているため安心ですし、待ち合わせなどもスムーズで円滑に渡すことができます。
ほしい人に譲る場合のデメリット
必要としている人に譲渡する場合のデメリットは、直接渡すため自分か相手が運ぶ手段を持っている必要があることです。タンスのように大きな家具であれば一人では難しく運ぶ人数も必要ですし、軽トラなどの運送手段を準備しなくてはなりません。
方法4:自分でヤフオクやメルカリに出品して売る
ほかに考えられるのは、オークションやフリマアプリを使って必要としている人に販売する方法があります。
オークションアプリやフリマアプリを使えば費用が浮くどころかお金になる
オークションやフリマのアプリで不要になったタンスを販売すれば、回収料金の費用が浮くだけでなく、臨時収入としてプラスになるというメリットがあります。
そのまま粗大ゴミとして捨てる場合や業者に回収してもらうよりもお得で魅力的ではありますが、商品として販売するためには、ある程度きれいな状態であることが必要です。処分を考えているタンスに使用感が少なく、大きな破損や傷のない状態であることが前提です。
不具合や傷などがあったら正直に記載し、写真もわかりやすく撮る
オークションやフリマのアプリを活用して販売する際に注意したいのは、不具合や傷などは隠さずあらかじめ商品説明に記載しておく必要があるということです。
傷などを記載していない場合や写真が鮮明に撮れていないと、返品したいというトラブルになることや取引後に低評価をもらってしまうことになります。商品の概要や写真を撮影するときは、購入者の視点になって、知りたい情報が記載されているか、実物と差異がないかをよく確認しましょう。
タンスの発送には不向き
上記を踏まえると、オークションやフリマのアプリを使って販売する方法は、梱包や発送が大変なのでタンスの場合にはあまり向いていない方法といえるでしょう。
発送を簡単にする対処法としては、クロネコヤマトの家財らくらく宅急便を使用する方法が挙げられますが、その分費用がかかってしまいます。よほどプレミアが付いている場合やほとんど使用していないといったケース以外は、避けておいたほうが無難でしょう。
方法5:有料で不用品回収業者に依頼する
不要になったタンスは、不用品回収業者に依頼して自宅に来てもらい、回収処分してもらうという方法もあります。
自分で運び出せない人におすすめ
高齢の方や女性で一人暮らしの方など、自力でタンスを回収場所まで運ぶことが困難な場合におすすめの方法です。電話やインターネットから申し込めば希望の日時に自宅まで来てもらえるうえ、必要なら解体まで行ってくれる業者もあります。
その反面デメリットは、自治体で処分するよりも費用が高くなることでしょう。業者によって費用が異なるため目的や用途に合わせて、出張可能か料金など事前に下調べと比較をしてから、予算と相談して選ぶようにしましょう。
不用品回収業者の相場
不用品回収業者の相場は、軽トラック一台分15,000円前後からとしているところが多いようです。1.5tトラック40,000円~、2tトラック60,000円~と、トラックの大きさによって価格も上昇します。不要になったタンス一棹であれば軽トラック1台分の15,000円程度が相場と考えてよいでしょう。
違法業者ではないか、資格を持っているか確認する
不要になったタンスの処分を不用品回収業者に依頼する場合には、違法業者ではないかを注意する必要があります。資格を持っていない業者が回収したタンスを不法投棄した場合、環境破壊につながるばかりか、最悪の場合依頼した人にもその委託した人も5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方を課せられる場合があります。
不用品回収業者に依頼する前に、その業者が違法業者ではないか見極めるために、資格を保持しているかどうかを確認しましょう。一般廃棄物の回収には「一般廃棄物運搬収集運搬業許可」という資格が必要です。
リユース品を買い取るには、古物営業法に基づく「古物商許可」という資格を所持している必要があります。
この両方を持たずに不用品回収をしている業者は違法業者である可能性が高いため注意しましょう。「一般廃棄物運搬収集運搬業許可」の資格は一部の地方を除いて取得が非常に難しいため、所持している業者は珍しく、もし所持していれば非常に信頼できる業者であるといえるでしょう。
方法6:引越しの際に、引っ越し業者に処分してもらう
手数料がかかってしまうものの、引越し業者に処分を依頼すれば運び出しなどの手間が一切かからず、スピーディーに処分してもらうことができます。会社によって引取の条件が設定されている場合があるので、タンスを引き取ってもらうことができるか事前に下調べをしておく必要があります。
方法7:リサイクルショップに持ち込む
不要になったタンスをリサイクルショップに買い取ってもらうという方法もあります。
リサイクルショップに持ち込むメリット・デメリット
不要になったタンスをリサイクルショップに持ち込むことのメリットは、きれいな状態や人気のある製品であれば買い取ってもらえることや無料で引き取ってもらえることです。買取をしてもらえれば臨時収入も得られるうえに、オークションやフリマのアプリと違って実際の販売を行う手間がない点も大きなメリットです。
デメリットとしては、リサイクルショップでは家具の価値を判断できる人がいないため、価値を理解してもらえず安く買いたたかれてしまう可能性が高いです。手間と労力をかけてせっかく持ち込んでも、買取してもらえないこともあります。
メリット |
デメリット |
- 人気があり状態が良ければ買取して貰える
- ノーブランドでも無料引取の場合もある
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- 持ち込むのにかなり手間がかかる
- いいタンスでも買い叩かれてしまう場合も
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方法8:粗大ゴミとして処分する
多くの自治体では可燃ゴミに出せるものは○cm以下(以内)とサイズが決められているため、タンスを捨てる場合、小さなものであっても粗大ゴミとして扱われるケースが多いです。
自治体によっても異なりますが、ほとんどの場合は「幅・高さ・奥行き」から「長い2辺の合計」が処分費用に影響します。タンスは「箱物家具」として扱われることがほとんどです。
通常の家庭ゴミとして回収してもらえるサイズは各自治体によって異なりますが、市販のごみ袋に入るかどうかがおおよその目安となります。タンスはサイズが大きいので袋に入れて家庭ゴミのように捨てることはできません。粗大ゴミとして手続きをしたうえで自治体に回収してもらう必要があります。
粗大ゴミとして処分する際の手順
粗大ゴミの回収手順は各自治体によって異なるため、事前にサイトで確認するか問い合わせておきましょう。大まかな流れとしては、スーパーやコンビニなどで券やシールを購入し、指定された日時に持っていくか指定された場所に出しに行きます。あらかじめ自治体に電話やインターネットで申し込む必要があるところもあります。
自治体で処分した場合の相場
自治体で処分する場合のメリットは、500円~1,500円程度と低価格で済ませられることです。廃品回収業者に頼んだ場合よりも圧倒的に安く処分してもらうことができます。
反対にデメリットは、事前の手続きを行う手間や決まった日時にしか回収してもらえないため、普段忙しい人や急いでいる人にとっては不向きとなります。お年寄りや女性の一人暮らしなどの、自分でタンスを運び出すことが困難なケースも不向きだといえるでしょう。
どうしても燃えるゴミとして出したい場合
粗大ゴミとしてではなく、どうしても燃えるゴミとして処分したい場合は、小さく解体し、袋に入れられる程度のサイズまで縮小できれば可能です。
しかし自力で解体するには手間も大きくかかることになります。まず解体に必要な工具を揃える必要があるため、1,000~3,000円程度のお金がかかります。またノコギリやハンマー、ドライバーなどを使うと大きな音や振動が出てしまうため、近隣と騒音トラブルになってしまうリスクがあります。
自宅で解体を行う場合は、床や壁などほかの家具を傷付けないように細心の注意を払って行う必要もあるのです。
お金と手間がかかってしまうため、何か特別な理由がない限りはほかの方法を選ぶのが無難でしょう。
余談:タンスを処分するベストなタイミングは?
余談ですが、タンスを処分するベストなタイミングを考えてみました。
- 経年劣化して使えなくなったとき
- タンスは日々使う家具であるとはいえ造りは頑丈で、そう易々と破損するものではありません。とはいえ、タンスはかつて嫁入り道具として嫁ぎ先に持っていくことも多かったといいますから、当時のものを長年ずっと使い続けているというご家庭の場合、経年劣化によって買い替えるパターンが考えられます。
- 引越をする時に買い替えた
- 引越しを機会に処分や買い替えを検討するのも多いケースです。大きく重量のあるタンスは多少不便や不満があってもなかなか実行に移す機会が難しく、引越しのタイミングで古いタンスを処分する場合や買い替える場合があります。
- 好みが変わった、ほしいタンスがある
- お部屋のインテリアや家具のコーディネートにこだわりの強い方にとってはこの理由も考えられます。たとえば猫足の家具で統一したいといった目的や白色の家具から黒色に変えたいなど、個人の趣味が変わった場合にも今まで使用していたタンスの処分を考えることになります。
- 大きく破損してしまったとき
- 普段は壊れにくいタンスですが、大きく破損した場合は買い替える必要があるでしょう。特に地震や台風による災害・水害での破損してしまった場合はタンスの損傷も大きく、日常的に使用することが困難になるため、破損したものを処分する必要や買い替える必要があります。
まとめ
タンスを処分したくなったら、まずはタンスのブランドや現状を把握しましょう。もし処分したいタンスがブランド品やデザイナーズのものであればネットや店舗で相場を調べましょう。
高価に買取をしてもらえそうなら売却し、処分や廃棄をするときは、自治体や業者から自分に適した方法を選ぶようにしましょう。