小山大作
ブランド家具を高く売るコツや工夫
デザイナーズ家具の中でもイームズは、一番人気があると言っても過言ではありません。1950年代に発表された家具は、60年以上経った今でも、美しさは失われずにさらに輝きを放っています。そんなイームズの家具ですから、中古市場でも高く売れる商品が多くあります。
ただ人気があるためリプロダクト品も多く、そういった家具は買取金額が付かないこともあります。イームズの家具の多くはヴィトラまたはハーマンミラーが製造していて、正規品であれば高額買取となることもあります。ここでは高く売れる可能性のある商品をご紹介しますので、ぜひ売る時の参考にご覧ください。
イームズとはチャールズ＆レイ・イームズ夫妻によるデザインチームです。夫婦ならではの共同作業で多くの傑作といわれる作品を生み出してきました。当時では珍しかったプラスチックや繊維強化プラスチック、ワイヤーなどを家具の素材を使ってシンプルながらも扱いやすく、どこか温かみのある雰囲気のチェアを生み出しました。家具以外にも映画制作、写真、展示デザイン、グラフィックデザインなど20世紀のあらゆるデザイン分野で数々の優れた作品を残しています。
イームズのオリジナル作品はアジア圏やアメリカではハーマンミラーが製造・販売を行っていますが、ヨーロッパではヴィトラがその権利を取得しています。デザインの発表が古いたま意匠権が切れたものはリプロダクト品も多く広まっています。
イームズのラウンジチェアといえば、インテリア好きの方にはおなじみの名作です。19世紀のクラブチェアを現代風にした作品で、半世紀以上も愛され続けています。
「まるで使い込まれた一塁手のミットのように温かく包み込むような外見」をコンセプトにデザイン・製造されました。発表後すぐにアメリカを代表するアイコンデザインになりました。模造品も多く見られますが、ハーマンミラーの至高の技術で作られた正規品とは全く質が異なります。
1958年に発売されたアルミナムグループは、オフィスチェアとしては最高傑作と言える作品です。当時は屋外向けの製品としてデザインされましたが、インテリア空間でもクラシカルかつモダンな雰囲気を放ちます。
フレームとベースはアルミニウムでできています。軽くて扱いやすい素材ですが、耐久性も抜群です。発売から50年以上経った今でも美しく洗練されたデザインで多くの映画やテレビ、ストアでもよく使われています。
単独でもストレージユニットとも組み合わせて使えるフレキシブルなデスクです。スチール製のクロスサポートが工業製品の様なシンプルさを感じさせますが、アクセントカラーとしてあしらわれたパネルと合わせることで、まるで絵画作品を思わせるようなデザインとなっています。
1949年にイームズ夫妻がに初めてデトロイト美術館で展示た作品で、「実用的なアート」と呼ばれ続けている製品です。
ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。
また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。
保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。
製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。
また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。
日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。
ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。
業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。
料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。
どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。
手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。
流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。
有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。
少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。
部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。
プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。
カムズファニチャーはブランド家具をメインに、骨董品や古美術品、お茶道具なども買取している業者です。 会社は茨城県常陸にありますが、買取方法は持込の他にも宅配や出張も行っているので、広い地域に対応しています。 東京などの都心にあるショップと比べると地代がかからないため、高価買取ができるところがカムズファニチャーの魅力で強みでもあります。 宅配買取も送料無料で行っているので、遠方の方や来店が苦手な人でも安心です。
イームズの魅力はそのデザインにありますが、その座り心地も全て計算されてつくられています。同じようなデザインや大量生産のものとはどこか違うフォルムも、イームズ独自の設計センスが感じられます。素材を変えながらもデザインは50年以上も変わらない。時代を超えて愛され続ける美しいデザインはこれからも続いていくでしょう。
日本でも高い人気のあるイームズは、インテリア好きの方には定番のアイテムとなっています。やはり人気の物は高く買取されますが、注意して頂きたいのは正規品であるかどうかということ。状態にもよりますが、正規品であれば驚きの買取価格になることも！捨ててしまえばただのゴミですが、次に使う方につなげる方法もあります。売却という方法もありますので、ぜひご検討くださいね。
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