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イタリアデザイン界の巨匠「エンツォ・マリ」の家具を高く売る方法とは?

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

イタリアデザイン界において巨匠「エンツォ・マリ」。日本でも無印から作品を発表するなど、馴染みのあるデザイナーかもしれません。残念ながら2020年に88歳で亡くなりましたが、生涯現役を通して作り続けた彼の作品はこれからも名作として語り継がれいくと思います。そんなマリの家具を手放したいと思ったとき、どうすればより高く売却することができるでしょうか。

彼がデザインした名作家具たちは、現在でも中古市場でも高く取引されている傾向にあり、買取価格も期待できるデザイナーズ家具になります。ここではマリの家具についてできるだけ詳しく解説しながら、売却する時に気を付けたいことや、買取価格がアップするコツや工夫など、わかりやすくご紹介していきたいと思います。より高く売却できるように、ぜひ参考にしてみてください。

エンツォ・マリについて

1932年にイタリアで誕生し、ブレラ美術学校を卒業後、視覚心理学を研究しました。ダネーゼ社に影響を与えたブルーノ・ムナーリが創業者のダネーゼ夫妻にマリを紹介したことで、デザインを手掛けることになります。視覚芸術の観点から生み出される作品は、コンパッソ・ドーロ賞をはじめ、デザイン賞を多く受賞しました。

ダネーゼ以外にもドリアデやザノッタ、ポルトローナフラウ、カルテル、アルテミデなど世界を代表するようなブランドから作品を発表し、世界の有名美術館に展示されています。その数は1000以上といわれています。88歳で亡くなるまで、現役デザイナーを貫きました。

エンツォ・マリで査定価格が期待できる家具

フラテッロ(Fratello)

フラテッロ(Fratello)

フラテッロは、ガラストップのテーブルとスチールベースの組み合わせが美しいローテーブルです。エンツォ・マリが1973年にデザインし、それ以来ドリアデのロングセラーとなっています。

ビーチ材の貫にスチール製のベースがボルトで留められていている構造です。ガラスを通して見えるベースは美しく、シンプルさが際立っています。異素材を組み合わせていますが、均整のとれたミニマルなデザインのテーブルです。

クジーノ(CUGINO)

クジーノ(CUGINO)

クジーノも1973年にデザインされ、前衛的な作品で知られるドリアデより発表されています。フラッテロと同じくガラスの天板をスチールベースが支える構造です。12mmの強化ガラスから伸びる脚が美しさを際立たせています。

シンプルな組み合わせはマリが目指すミニマルなデザイン哲学がうかがえます。こちらもドリアデのロングセラー作品です。ラウンドタイプトスクエアタイプを展開しています。

アルタテンシオーネ(ALTA TENSIONE)

アルタテンシオーネ(ALTA TENSIONE)

アルタテンシオーネは、カラフルでお部屋を明るくするコートハンガーです。カラフルながらも主張しすぎず、お部屋に溶け込むようなデザインです。プラスチック加工の美しさで知られるイタリアのブランド、カルテルより発表されています。

半透明プラスチックのフックのカラーがエンツォ・マリらしい未来的なデザインです。アルミの支柱はすっきりとした印象で、場所もとりません。デザイン性と実用性を兼ね備えたスタイリッシュなアイテムです。

買取価格をアップするコツや工夫

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

エンツォ・マリの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

リサイクルショップ チェリーズマーケット

チェリーズマーケット

チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。 ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、 ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。

まとめ

生涯コンパッソ・ドーロ賞を4回受賞したエンツォ・マリの作品をご紹介しました。上記ではご紹介しきれませんでしたが、飛騨産業より圧縮杉を世界で初めて採用したシリーズ、HIDAやザノッタのTONIETTAなども名作として知られています。手掛けた作品は1000点以上ありますので、査定の前にはまずはお持ちの作品がどこのブランドのものか、作品名などをチェックしておくのがおすすめです。あらかじめ下調べなどしておくことで、より具体的な価格を知ることができます。

エンツォ・マリのアイテムは家具から雑貨まで様々です。名作と呼ばれる作品も多く販売価格も安くはないので、手放すときはなるべく高く売りたいものですよね。無料で査定を行っているお店も多いので、気軽な気持ちで見積りにだしてみるのも良いと思います。こちらの記事で気持ちよく手放せるお手伝いができれば幸いです。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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