不用になってしまった家具の処分について
買い替えなどで不用になってしまった場合や、デザインに飽きてしまった家具をどうやって処分したらよいか悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
ベッドやソファなどの大型家具は移動させるのも大変ですし、処分にお金がかかってしまうこともあります。
家具の処分方法で悩んでいる方のために、おすすめの方法をご紹介いたします。
まずは家具の状態を細かくチェックしてみよう
家具を処分する前に、まずは状態をよく確認してみることをおすすめします。まだ使える状態なのか、汚れや傷などはないか、問題なく動作するかどうかなど、丁寧にチェックしてみてください。長年使い続けたものだったり、壊れていたり、損傷が激しい場合には、自分で捨てるか、不用品回収業者の利用を検討したほうがよいかもしれません。
状態がよい家具であれば、売れる可能性があるので、買取に出すのがおすすめです。ネットオークションやリサイクルショップを活用することで、よい値段で売れる可能性があります。ただ、使用済みのベッドやマットレスなど直接肌に触れるような家具類は、いくらきれいでまだまだ使用できる状態であっても、なかなか売れにくいので、捨てたほうがよい場合もあります。そのほか、ニトリやIKEAなどの量販家具、ノーブランドの家具なども、売れにくい傾向にあります。
有名ブランド家具や高級家具は売却を検討してみては?
きれいで状態もよく、故障などの不具合がない場合には、売却を検討してみるのもよいでしょう。インターネットオークションサイトを利用することやリサイクルショップなどの買取業者へ持ち込めば、そこそこの値段で売れることもあるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなりますし、お部屋もすっきり片付くので一石二鳥です。多少の傷や汚れがあったとしても、有名ブランドの家具や高級デザイナーズ家具なども、売れる可能が高いです。
流行やそのときの需要によって家具の売れ行きが変わる
家具が売れるかどうかは、そのときの流行や需要にも大きく左右されます。何年も前に流行ったデザインの家具は、たとえ有名ブランドのものや高級品であっても、価値が下がってしまうこともあります。家具を売りたいと思ったら、流行が終わってしまわないうちに、早めに行動に移すことをおすすめします。
また、春や秋の引越しシーズには、入学や就職や転勤などで、家具が必要な人が増えるため、売れやすくなります。より高値で家具を手放したい方は、需要の多い時期を見計らって、売却したほうがよいでしょう。
家族や友達に譲る方法
ご家族、仲のよい友人、知り合いなどに、家具が欲しい人がいないか聞いて、譲るのもおすすめの方法です。誰かに譲る方法ならば、家具を運ぶ手間しかかからないので、楽に処分できるというメリットもあります。
リメイクして自分だけのオリジナル家具に生まれ変わらせる
物作りが趣味の方、DIYが得意な方は、自分で家具をリメイクしてみてはいかがでしょうか。今どきは、ホームセンターに行けば、DIYに必要なアイテムがたくさん揃っていますので、初心者でもお手軽にリメイクが楽しむことができます。
ペンキで色を塗り替えたり、ワックスで磨いたりするだけでも、見た目の印象が大きく変わります。自分でリメイクすれば、世界でたった一つのオリジナル家具を手に入れることができるのが魅力です。思い出があり、捨てにくい家具も、リメイクすることで、またずっと使えるようになります。
自分で処分する方法をご紹介
次に、売れそうにない家具を自分で処分する方法について、ご紹介します。壊れている場合や流行おくれのデザイナーズ家具、寝具などは、買取に出しても値段が付かない可能性が高いので、査定に出す時間やネットオークションに出品する時間が無駄になってしまうかもしれません。売れる見込みがない家具に関しては、最初から処分してしまったほうが効率よく部屋を片付けすることができます。
不用な家具を自分で捨てる方法
組み立て式の家具は、自分で分解して捨てることも可能です。細かく分解してしまえば、燃えるゴミや燃えないゴミとして、自治体の収集場に出すことができるので、粗大ゴミ料金を取られることなく、処分ができます。
ただ、家具によっては分解するのが難しかったり、ねじや釘や金具などの金属を取り除いて分別したりする手間もかかってしまいます。ご家庭で分解する場合には、ノコギリや金槌を使う音やほこり、臭いなどで、ご近所に迷惑とならないように、十分な配慮も必要です。
お住まいの自治体の粗大ゴミ回収を利用する方法
分解が難しい大型の家具などは、自治体の粗大ゴミ回収を利用して処分できます。粗大ゴミ回収を利用するためには、事前に連絡を入れたり、販売店に行き専用のシールを購入したりなどの手間がかかります。
粗大ゴミ回収の料金は、お住まいの地域によって異なりますが、1点あたりに対して、数百円から数千円程度の手数料が必要です。マンションやアパートの2階以上にお住まいの方は、自力で家具を指定された粗大ゴミ置き場まで運ばなくてはならないので、大型家具の場合には怪我をしないように注意するようにしてください。
車を使ってゴミ処分場へ自力で持ち込む方法
お車をお持ちの方や体力に自信がある方でしたら、直接ゴミ処分場へ持ち込む方法も可能です。ただ、自動車に乗らないような大型家具の場合には、軽トラックなどを用意しなくてはならないので、レンタカー代やガソリン代も負担することになり、かえって高くつくことになるかもしれません。
不用品回収業者などに処分をしてもらう方法
自力で家具を移動させるのが困難な場合には、家具購入店や引越し業者に引き取ってもらえるかどうか相談してみるとよいでしょう。 また、お金はかかってしまいますが、不用品回収業者を利用する方法も自宅まで引き取りに来てもらえるので、楽に処分したい方にはおすすめの方法です。
新しい家具を買うときに古いものを引き取ってもらう
新しい家具に買い替える場合であれば、購入店に古い家具を引き取ってもらえるかどうか相談してみるとよいでしょう。お店によっては、新しい家具の購入を条件に、無料、もしくは、格安な料金で引き取りするサービスを行っているところもあったりします。購入と同時期に処分をしたい方には、おすすめの方法です。
引越し業者に相談してみる
お引越しの予定がある場合には、引越し業者に依頼して処分する方法もおすすめです。引越し業者の中には、無料、あるいは、相場よりもリーズナブルな価格で不要な家具を引き取りしているところもありますので、相談してみてください。
お金はかかるけど不用品回収業者を利用すれば楽に処分できる
高齢者の方、女性の方、怪我やご病気のある方など、自力で家具を処分するのが難しい場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者を利用すれば、電話1本でご自宅まで家具を引き取りに来てくれるので、楽に処分することができます。部屋からの運び出しやトラックへの搬入などの作業も不用品回収業者のスタッフが行ってくれるので、体力を消耗することなく家具を手放すことができるのが魅力です。ただ、不用品回収業者を利用する場合には、費用がかかってしまいます。
利用料金は、業者によって異なっており、中には高額な料金を請求してくる業者もあるので、注意が必要です。事前に、無料査定を受ける、お見積もりをもらうなどして、きちんと料金を把握してから、利用したほうが安心です。不用品回収業者の相場価格については、タンスなどの大型家具の場合には、2,000円から5,000円となっています。インターネット上で簡単に査定が行えるシステムもありますので、料金が気になる方は、いろいろと試してみるとよいでしょう。
インターネットオークションサイトやフリマアプリを使う方法
インターネットが利用できる方、スマートフォンをお持ちの方は、インターネットオークションサイトやフリマアプリを活用して、家具を売ることもできます。ただ、この方法にも、メリットとデメリットがありますので、利用前によく検討することが大切です。
インターネットオークションやフリマアプリを利用するメリットとデメリット
インターネットオークションサイトを利用すれば、自宅にいながら家具を売ることができるというメリットがあります。アンティーク品など希少価値の高い家具、人気のデザインの家具などは、相場よりも高く売れる可能性もあるので、より高値で売りたい方にはおすすめの方法といえます。ただ、自分で家具の写真を撮ったり、説明文を考えたり、発送したりなどの手間などもかかってしまう点はデメリットといえます。また、購入者との間で、トラブルが発生したときに対処しなくはならないので、オークションサイトに慣れていない方には、ハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
インターネットを利用して無料で欲しい人に譲る方法
高く売れなくてもいい、無料でもよいから処分したい場合には、ジモティーなど無料で譲れるサービスを使ってみてはいかがでしょうか。オークションサイトやフリマアプリと比較して、トラブルも少ないですし、引き取り可能な人を選んで譲ることもできるので、発送の手間もかからないのが利点です。
業者に不用な家具の買取を依頼する方法
インターネットオークションやフリマアプリのように手間をかけずに売りたいのであれば、リサイクルショップを利用するのがおすすめです。出張買取、宅配買取を行っている業者を利用すれば、自宅にいながらでも家具が高値で売れる可能性があります。
ブランド家具や高級家具の価値をわかってくれる業者に依頼しよう
ブランド品の高級家具、デザイナーズ家具などを売る場合には、その価値をわかってくれる業者に依頼するのがコツです。せっかく価値ある家具を売ろうとしても、正確な鑑定ができない業者に依頼してしまうと、安い値段で買い叩かれてしまうおそれがあるからです。家具専門の鑑定士がいる業者、きちんと鑑定を行っている業者かどうかを見極めることが高値で売るためのコツとなります。
業者によって出張や持込買取の方法に違いがある点に注意
家具を買い取りしてくれる業者はたくさんありますが、利用方法は各業者によって大きく異なっています。出張専門、持ち込みのみを対象にしているところもありますので、利用前に確認しておくことが大切です。
出張料金などの諸費用がいくらかかるのかを確認しておく
ただ、買取業者を利用する場合もいくつか注意点があります。中には、出張料金、査定料金などを請求する業者もありますので、注意が必要です。査定額だけを見て売却を決めてしまうのではなく、諸費用がどのくらいかかるのかもチェックして、総合的に判断したほうがよいでしょう。
思わぬ高値で売れる可能性もあるので複数の買取業者に査定を依頼
家具の査定方法、買取金額などは業者によって、差があります。できるだけ、よい値段で売りたいのであれば、一社に決めてしまわず、複数の買取業者に査定を依頼してみるのがおすすめです。複数の業者に依頼することで、もしかしたら、思わぬ高値で売れることもあるかもしれません。
家具を買取ってくれる業者例
リサイクルショップとは違う、家具専門に買取をしている業者を紹介していきます。
ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)
ブランド家具やデザイナーズ家具だけを専門に買取しているサイトです。幅広いブランド家具を買取しているので、知識や経験もあって、実際に買取をするときの手際もスムーズです。
ニトリやIKEA、無印といった今流行りの手頃な家具は買取が難しいようですが、ブランド家具なら他店よりも専門知識のあるエルラインの方が高値で買取してくれると思います。サイトには高価買取のポイントや家具の価格検索機能もあるので、売るか迷っている人にもお勧めしたいサイトの1つです。
エルラインでは無料で見積もりを出せますが、もっと気軽にウェブでおおよその査定額を調べるサービスもやっています。買取方法も持込と宅配、出張買取も行っているので大型家具や高額な家具を売るときには助かりますね。平日は買取に立ち会えない場合でも、相談すれば土日祝日も柔軟に対応してくれるので、忙しい人にも使いやすいサイトです。
L-line(エルライン)で査定する
デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)
ブランド家具を中心に、特にデザイナーズ家具の買取に力を入れているサイトです。ゼノンには家具が好きなスタッフしかいないので、家具買取への情熱も、ブランドやデザイナーの知識もかなり豊富で信頼できるものです。
世界的に名の知れたデザイナーズ家具なら買取してもらえますが、特にカッシーナやアルフレックス、B&Bイタリアなどは高価査定の対象になっています。デザイナーズ家具を企業で使っていて、まとめて売りたい場合にも査定額のアップに繋がるので、ゼノンは最適です。
デザイナーズ家具の処分や売却なら、一般的なリサイクルショップよりも、価値を理解してくれるデザイナーズ家具買取専門のゼノンをお勧めします。見積もりは無料で行ってくれて、埼玉県や東京都、神奈川県の一部なら出張買取もしてくれます。
参考:デザイナーズ家具買取ZENON(ゼノン)
家具買取専門店salulu(サルル)
他の家具買取サイトよりも幅広く対応してくれるサイトです。他店では有名デザイナーの作品や、人気のあるブランドの家具を買取していていますが、サルルでは知名度の低いブランドや、価格の手頃なブランド、メーカーの積極的に買取を行っています。
サルルは一般的なチェアやテーブル、ソファからベッドや寝具、テレビボード、食器棚、カーペットまで買取できる家具のジャンルも幅広いので、色んな家具をまとめて売りたい方や、売れるかどうか分からなくて迷っている方も、無料査定を申し込むことをオススメします。
家具買取を始めて10年以上の経験と知識があるので、買取もスムーズで出張買取なら家具を梱包したり、運んだりする必要もないので、大型家具も心配いりません。現在、購入から5年以内の状態の良い家具を通常よりも、高価買取するキャンペーンも行っています。家具の売却や処分をお考えの方はお早めに問い合わせてみてください。
参考:家具買取のサルル
家具の処分や売却方法についてのまとめ
以上、家具を処分する方法、高値で売るコツなどについていくつかご紹介しました。インターネットオークションサイトで売る、自治体の粗大ゴミに出すなど、いろいろな方法がありますが、どの方法も一長一短なので、家具の価値や諸費用など、よく考えて自分に合った方法を選ぶようにしてください。
あとで不用になって売却することを考慮して、普段からワックスがけをするなど家具の手入れを行い、傷を付けないように丁寧に取り扱うことも大切です。また、安さにつられて量産品の壊れやすい家具を買うよりも、長く使えて、あとから高値で売れやすい高級ブランド品家具やデザイン家具などを選ぶのも、賢い方法です。