ガスコンロの種類について
まずは、ガスコンロの種類について見ていきましょう。一般のご家庭で使用されているガスコンロは大まかに分けると、据え置き型と埋め込み型の2種類があります。
据え置き型(テーブル型)のガスコンロ
据え置き型はテーブル型とも呼ばれており、テーブルなどの台の上に乗せて使用するタイプのガスコンロです。お値段は1万円から10万円くらいで、比較的リーズナブルな価格なものが多いです。据え置き型のガスコンロは、ガスの元栓とガスコードを接続するだけで使用できるので、素人の方でも気軽に扱うことができます。
埋め込み型(ビルトイン型)のガスコンロ
埋め込み型はビルトイン型とも呼ばれており、システムキッチンの中に組み込むタイプのガスコンロのことです。埋め込み型は、キッチンと一体化しているため、見た目もスッキリして、使いやすいというメリットがあります。ただ、お値段は据え置き型と比較すると、高額になってしまいます。
また、コンロとガス管の接続作業を行わなくてはならないため、専門の資格を持った人でないと扱うことができません。そのため、埋め込み型のガスコンロをお持ちの方は、自力で処分することはあきらめたほうが良いでしょう。
安全機能付きのガスコンロについて
2008年10月以降に発売されたガスコンロに関しては、安全機能を取り付けることが義務付けられています。安全機能付きのガスコンロは、調理油過熱防止装置、立ち消え安全装置などが取り付けられていますので、安心して使うことができます。これ以前に購入したガスコンロのには、安全機能が付いていませんので、取り扱いには、十分に気を付けるようにしてください。
ガスコンロを処分したいケースとは?
次に、ガスコンロを処分したいケースについて見ていきましょう。ガスコンロを処分する理由として一番多いのが、トラブルによるものです。長年ガスコンロを使い続けていると、部品などが劣化して、スイッチを押しても点火しない、あるいは、すぐに消えてしまうなどのトラブルが起こりやすくなってしまいます。
火加減が調節できない状態だと、お料理もおいしく仕上げられなくなってしまうので、新しいガスコンロに買い替えたほうが良いでしょう。また、ガスの臭いがすることや変な音がするなどのトラブルが起こることもあります。このような症状は、ガス漏れの危険もありますので、すぐに使用を中止して処分するようにしてください。
ガスコンロ自体に問題がなくても、新しいものに買い替えたい、あるいは、引っ越しするので処分しなければならないというケースもあることでしょう。
テーブル型のガスコンロはどうやって取り外せば良いのか?
テーブル型のガスコンロは、素人でも簡単に取り外すことができます。手順について解説しますので、自力で処分したい方は、参考にしてみてください。
作業前に元栓をしっかりとしめておこう
テーブル型のガスコンロは、ガスの元栓にホースが接続されています。取り外し作業をする際には、すぐにホースを抜かずに、まずは元栓をしっかりと締めるようにしてください。元栓が開いた状態で取り外し作業を行ってしまうと、ガス漏れしてしまう可能性がありますので、十分に注意してください。
ガス抜きをしっかりと行うこと
ガスの元栓を締めたら、元栓につながっているホースを外すだけなので、作業自体は特に難しくはありません。元栓からホースを外したら、中に残っているガスもしっかりと抜くようにしてください。
取り外し作業時には火気厳禁です!
ガスコンロを取り外す際には、火気厳禁です。ホースなどに残っていたガスが引火してしまうと、爆発することや火災を引き起こす危険があります。作業時には、タバコやストーブなどの火を必ず消すようにしてください。
ビルトインガスコンロは自力では難しいので専門業者へ依頼しよう
ビルトインコンロの場合には、自力で取り外すのは、ほぼ不可能です。また、ガスホース部分の接続工事などは、専門の資格を持っていないと作業を行うことができません。ビルトインガスコンロを処分したい場合には、専門業者に依頼するのが基本となります。
不用になったガスコンロの処分方法
不用になったガスコンロは、粗大ゴミに出す、引っ越し業者や不用品回収へ依頼することで処分することができます。まだ使える状態のガスコンロであれば、友人に譲り、リサイクルショップへ持ち込むなどの方法で処分することも可能です。ガスコンロの処分方法について、項目ごとに見ていきましょう。
粗大ゴミとして出す方法が一番簡単
簡単、かつ、お金をあまりかけずに不用なガスコンロを処分したい場合には、粗大ゴミを利用してみると良いでしょう。ガスコンロは、エアコンやテレビと違い家電リサイクル法には該当しないので、粗大ゴミとして捨てることができます。事前にインターネットや電話などで申し込みを行い、指定された料金を支払うことで粗大ゴミに出せるようになります。
後は、指定された日時にゴミ置き場まで、不用なガスコンロを持っていくだけなので、非常に簡単です。粗大ゴミの料金も、ガスコンロ1点あたり400円程度なので、お金もほとんどかかりません。粗大ゴミの料金、ゴミの出し方については、お住まいの地域によって異なりますので、役所のホームページでよく確認して、手順に従って処分するようにしてください。
リサイクルショップに持っていく方法
不用なガスコンロは、リサイクルショップへ売ることで処分することも可能です。比較的新しいモデルである場合や油汚れなどがなくて美品のガスコンロの場合は、売れる可能性がありますので、リサイクルショップのスタッフに相談してみると良いでしょう。
ただ、リサイクルショップの場合は、ガスコンロに詳しいスタッフがいるとは限らないので、新しいモデルや美品であっても高値が付くことは稀です。高値での売却は期待できませんが、処分費用を浮かせたいという方におすすめの方法です。また、リサイクルショップを利用する場合には、自力でガスコンロを運ばなくてはなりません。ご自宅の近くにリサイクルショップがある方、車を持っていて自力で運べる方に適した処分方法といえます。
不用品回収業者に依頼する方法
自力で粗大ゴミ置き場まで運ぶのが難しい場合には、不用品回収業者を利用してみてはいかがでしょう?ご自宅まで出張してくれる不用品回収業者を選べば、楽にガスコンロを処分することができます。不用品回収業者は、ガスコンロ以外にも、家電や家具などを引き取りしてくれますので、いらないものをまとめて処分したい場合にもおすすめの方法です。
引っ越し業者に依頼する方法
引っ越しの予定があり、ガスコンロを処分したい場合には、ご利用予定の引っ越し業者に相談してみると良いでしょう。引っ越し業者の中には、不用なガスコンロを代わりに処分してくれるところもあります。ガスコンロの引き取り料金については、引っ越し業者によって異なります。無料で対応してくれるところもあれば、有料で引き受けてくれる業者もありますので、よく確認してみてください。
友達や知り合いなどほしい人に譲る方法
まだ使える状態のガスコンロだけど、諸事情で売却が難しい場合には、ほしい人に譲ってしまうのもおすすめです。誰かに譲ってしまえば、処分費用は一切かかりません。ガスコンロを貰った方も喜んでくれますので、愛着のあるガスコンロの場合も、手放しやすくなります。友人、親戚、ご近所さんなどへ声を掛けてみると良いでしょう。身近に貰ってくれそうな人が見つからない場合には、ジモティーなどのサイトを活用してみるのもおすすめです。
不具合がない場合には買取業者に依頼して現金化
不具合が一切なくて、まだ使える状態のガスコンロの場合には、売れる可能性がありますので、粗大ゴミに出すのはもったいないです。汚れが少なく、比較的新しいモデル、あるいは、高級なモデルのガスコンロの場合には、買取業者に依頼することで良い値段が付くことも多いのです。
ただ、ガスコンロの買取価格は買取業者によって異なりますので、高額で現金化したい場合には、買取業者選びが重要となってきます。高級モデルなど、高値で売れそうなガスコンロをお持ちの場合には、家電専門買取店、もしくは、ガスコンロの買取経験が多い業者など利用したほうが良いでしょう。ガスコンロの価値を熟知しているスタッフがいる買取業者を選ぶことが、高額で現金化するコツです。
ガスコンロの買取をしている業者の一例
ガスコンロの買取経験が多い、エルライン住設
住宅用建材を買取しているエルライン住設では、買取品目一覧にはガスコンロはありませんが、キッチン関連の製品として買取実績が掲載されています。ガスコンロ単体でも、システムキッチンごとガスコンロを買取することも可能です。実際にホームページを見てみると買取したコンロが数多く掲載されているので、これから売ろうと思っている方にも参考になると思います。個人宅用、企業向け問わずに買取しているので、気になる方は一度覗いてみてください。
エルライン住設で査定してみる
圧倒的な知名度と店舗数を誇る、トレジャーファクトリー
誰もが一度は聞いたことのあるトレジャーファクトリーでは、コンロのような大型調理機器も買取しています。基本的に何でも買取してくれるので、ガスコンロの他にも売りたい家電や、もしくは家具、雑貨、デジタル機器などがあれば、一緒に依頼するのも良いと思います。店舗数が多いので持っていけばすぐに査定してもらって、早ければその場で現金化が可能です。出張買取や宅配買取もできますが、他社にはない引っ越し&買取サービスはかなり魅力的で、引っ越しでガスコンロを売りたい方は必見です。
参考:トレジャーファクトリー
ガスコンロ・ガステーブル買取専門店、ファーストハンズ
ファーストハンズは株式会社ワーラインの事業部で、ガスコンロだけを買取しています。特化しているので、中古のガスコンロでも高価買取になりやすくて、もしもほかにもっと高い査定額があった場合には交渉もできるそうです。メーカーに制限もなくて、据え置きタイプのガスコンロからビルトインタイプまで対応可能になっています。事前の見積額から減額しないと掲げているのも安心なポイントです。ガスコンロについての役に立つ記事がたくさん掲載されているので、売ろうとしている方も、これから新しいものを買おうとしている方にもオススメです。
参考:ファーストハンズ
ガスコンロを処分する方法のまとめ
以上、不用になったガスコンロを処分する方法について解説しました。ガスコンロは、自力で取り外しできるものと、できないものがありますので、まずは種類をよく確認するようにしてください。メーカー、品番、年式によっては買取してもらえることもありますので、現金化したい方は、買取業者やリサイクルショップに持ち込んで相談してみると良いでしょう。
高値で売りたい場合には、家電専門やガスコンロの買取経験が多い業者を選ぶのがおすすめです。汚れがひどかったり、不具合があったり、古い年式のガスコンロの場合には、買取に出しても値段が付くことはまずないので、粗大ゴミに出すか、不用品回収業者を利用して処分してしまったほうが早く片付けを終えることができます。
自力でガスコンロを取り外す際には、ガス漏れなどに十分注意して作業を行うようにしてください。自信がない方は、専門の業者に任せてしまったほうが安心です。