小山大作
ブランド家具を高く売るコツや工夫
冬が長いため、家の中で過ごす時間が多い北欧のインテリアにおいて、照明はとても大切なアイテムです。ポール・ヘニングセンはそんな北欧の照明デザイン界に多大な影響を与えました。デンマークの国民的ランプとまで言われた「PH5」は時代を超えて世界中で愛されています。
北欧デザインは現在でも人気のジャンルですので、ポール・ヘニングセンの照明は高価買取が期待されます。しかし、繊細なパーツが多いため、買取には注意が必要です。具体的にはどのような点に注意が必要なのでしょうか。こちらの記事で詳しくご説明していますので、買取を依頼する際にご参考ください。
ポール・ヘニングセンは、デンマークの女優アグネス・ヘニングセンを母に持つデザイナーです。20世紀のデンマーク文化に多大な影響を与えました。ジャーナリスト、作家としても活躍したことでも知られています。第二次世界大戦中、ドイツ軍に占領されたときには、スウェーデンに亡命し、デンマーク人のコミュティの寵児となりました。
ポール・ヘニングセンを語る上で欠かせないのは、ルイスポールセン社です。1925年に始まったコラボは1967年に亡くなるまで続きました。現在でも多くの作品がルイスポールセンより発売されています。代表作「PHシリーズ」は独特のフォルムを持つシェードが特徴で、今なお世界中で愛されている照明シリーズです。
名前の通り雪の結晶のような美しいペンダントライトです。8枚あるシェードは不快なまぶしさを抑えてくれます。
元々はパリでの博覧会のために1924年に発表した8枚のシェードランプを再デザインして、1958年に「PH5」とともに展示されました。しかし、その時点で注目を集めることはありませんでした。1983年に生産販売が開始され、まさに工芸品というにふさわしい作品です。
PH5は、メインシェードのサイズが直径50cmであることから名付けられました。ルイスポールセンのアイコン的な存在で、発表されて以来ロングセラーとなっています。
ポール・ヘニングセンは、グレアといわれる不快なまぶしさをカットするために、花びらや巻貝などのカーブをPHシリーズに取り入れました。このカーブが光源を包み、やさしい光を拡散します。豊富なカラー展開しているのも魅力の一つです。
PHアーティチョークは、ポール・ヘニングセンがコペンハーゲンのレストラン「ランゲリニエ・パヴィリオン」のために設計したライトです。特徴的な72枚の羽根からなるフォルムは野菜のアーティチョークのような見た目をしています。
100種類以上からなるパーツは1台を製作するのに、25人の職人が必要だそうです。ヘニングセンの生誕125周年を記念して、発表当時と全く同じ素材・カラーを再現したスペシャルエディションが2019年限定で販売されました。
売りたい照明のブランドや詳しい商品名をチェックしたら、買取してもらうために、また少しでも高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
照明のブランドや、ラベル、シェードなどに記載されている作品名や型番などを、出来るだけ全て確認して、査定申込み時に伝えると査定価格がはっきり分かりやすくなります。
また当日にスムーズに査定から買取まで進めることにも繋がります。照明にとって重要な動作も査定額に大きく関わるので、動作の不具合もある場合は正直に伝えましょう。
購入時の保証書や付属品がある場合は、査定当日までに必ず揃えておきましょう。照明はオプション品が少ない家電ではありますが、もしも持っているなら一緒に見てもらうと買取金額が上がりやすくなります。
フロアランプやデスクライトのような照明は掃除しやすいですが、シーリングライトのような天井についている照明は難しいです。無理に掃除を使用として売りたい照明を壊したり、自分が怪我をしてしまっては本末転倒なので、”できる範囲”が大切です。
掃除しやすい部分でも査定前に一気に綺麗にしようとしても長い間ついていた汚れはなかなか落ちないので、持っている照明や掃除道具と、照明の種類に合わせた方法でクリーニングをしましょう。日頃から掃除したり、丁寧に扱うことが、いつか売却する時に高価買取に繋がります。
同じブランドの同じ型番の照明でも、買取業者や売りたい時期によって査定額は大きく変わってきます。照明が買取品目に入っているブランド、デザイナーズ家具の買取業者でも、得意不得意や買取強化をしているブランドとジャンルが異なります。
必ず複数社で査定結果して価格やサービスの比較しましょう。但し、売るまでに少し時間はかかるので、引っ越しなど日時に制限がある場合は、それも視野に入れて早めに行動することをオススメします。
照明の買取を個人で買取業者に依頼をする場合、フロアランプやデスクライトだと単体の申し込みになるかもしれませんが、出来ればいくつかの照明をまとめて査定に出したり、家具を取り扱っているなら売りたい家具を見てもらうなど、できるだけ一緒に買取依頼をすると高額査定になりやすくなります。
また、シーリングライトやシャンデリアなど店舗や商業施設などであれば複数点をまとめて買取してくれる業者を選ぶといいでしょう。法人でもまとめて依頼することで買取価格のアップが期待できます。
照明を売ろうと思ったけど、目立った汚れがある、動作に問題がある、必要不可欠な付属品や保証書が見つからないなど、売るときに気を付けたいことをまとめました。
どんなに優れたデザインの照明でも照らすことがメインの役割なので、その動作に不具合がある場合は、基本的に売ることは難しくなります。電球が切れているだけなら自分で交換するか、少しだけ価格は下がりますがそのまま売却可能です。
希少価値のある作品や人気作品であれば正規ルートで修理に出すか、修理も可能な買取業者に査定依頼するのも一つの手です。
照明のベースやシェードに大きな汚れやキズがある、コードが伝線している場合は、誰も購入したいと思いにくいので再販が難しく、買取を断られるケースもあります。
ただし、買取業者・ショップによっては修復や修繕ができるところもあるので諦めずに一度相談してみてください。それでも買取を断られてしまった場合には、適切な方法で処分しましょう。
照明が壊れた際に、正規ブランドやメーカーではないところで修理をしたことがある方は要注意です。
純正じゃない部品を使っていたり、また自分で修理した経歴があると、買取金額の低下もしくは買取不可の可能性もあります。また、故障していたり説明書や付属品がない場合も減額の対象になるため売却前に確認しておきましょう。
有名ブランドや人気デザイナーのリプロダクト品だとしても、基本的に価格が付きにくく売却が難しい場合があります。どんなに美しいデザインでもリプロダクト品は高価買取対象外ということは覚えておきましょう。
買取業者では断られてしまっても、町のリサイクルショップやヤフオクやメルカリなどフリマアプリではリプロダクト品でも売れる場合もあります。どうしても売りたい場合は検討してみるのも手です。
いろんなジャンルのブランド家具から家電、着物、骨董品、美術品、その他のノーブランド品まで買取をしている中古品買取専門フォーカスは、個人、法人のお客様にも対応しています。 東京都23区内でしたら無料で出張査定をしてくれるので、気軽に申込できます。最近では信頼と実績の多さから有名なテレビ番組に出演経験もあります。 主な買取製品が具体的にホームページに掲載されているので、気軽に自分で確認できるのもポイントです。
ポール・ヘニングセンのライトは定価ではかなりのお値段することもあり、中古で安く手に入れたい方も多いため、高価買取が期待できます。その人気が故に、リプロダクト品も多く出回っています。ルイスポールセン社の物であれば、製品と一緒に原産地証明書や説明書が付いています。またソケット部分にラベルが貼られていますので、確認してみましょう。
実際に売る場合ですが、テーブルランプなどは持ち運びなどしやすいので、直接店舗に持ち込んで査定を依頼するのも良いでしょう。ただし、ポール・ヘニングセンの作品は繊細なパーツも多いため、傷つけないよう慎重に運ぶ必要があります。ペンダントライトなどは取り外す際に傷つけてしまうこともありますので、なるべく業者の方にお任せするのが良いでしょう。
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