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北欧を代表する建築家「アルネ・ヤコブセン」の家具を高く売る方法や知っておきたい売却基礎知識など

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

デンマークを代表するデザイナー、アルネ・ヤコブセン。フリッツ・ハンセン社から多くの名作を呼ばれるチェアを発表しています。北欧デザインのアイコンともなっているアルネ・ヤコブセンの作品は見たことがある方も多いのではないでしょうか。発売からロングセラーとなっている作品も多く、時代を超えて今なお愛されています。

購入金額は決して安くはないので、処分となればできるだけ現金化したいものですよね。今回はやむを得なくアルネ・ヤコブセン作品を手放す際に気を付けたいポイントや高価買取のポイントについてご紹介します。

アルネ・ヤコブセンについて

アルネ・ヤコブセンは、1902年にデンマークで生まれました。裕福な家庭で育ったヤコブセンは、ビクトリア様式の家具に囲まれて育ったそうです。幼少期、自室の装飾が施された壁紙を親に内緒で真っ白に塗り替えてしまったというエピソードからもシンプルな美を追求する姿勢がすでにこのころから誕生していたのでしょう。

ヤコブセンのシンプルさ追求したデザインは、美しさと機能性が両立したものばかりです。インテリア作品以外にも、デンマーク国立銀行やカトラリーなどさまざまなものをデザインしました。デンマークはもちろん、世界中の建築家やデザイナーに影響を与えています。建築家やデザイナーとして、デンマークデザインを世界に広めたデザイン界の巨匠です。

アルネ・ヤコブセンで査定価格が期待できる家具

エッグチェア

エッグチェア

デンマークデザインを代表する名作といえるのが、エッグチェアです。SASロイヤルホテルのロビースペースに設置するためにデザインされました。

エッグチェアをデザインする際、ヤコブセンはガレージでワイヤーと石膏を使用したプロトタイプを何度もつくり、完璧なフォルムを追求しました。緩やかなカーブを描くユニークなフォルムはすっぽりと身体が包み込まれるような安心感に包まれます。

スワンチェア

スワンチェア

1958年にコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのロビー、ラウンジエリアのためエッグチェアとともにデザインされました。すべて曲線でデザインされたフォルムはまるで白鳥が羽を広げたようです。この姿からスワンチェアを名付けられました。

アルミニウム製のベースに合成素材の成型シェルを乗せ、常温硬化フォームの層と張り地でカバーリングされています。当時としては珍しい素材・デザインはデザイン界に衝撃を与えました。ソファタイプのものもあります。

セブンチェア

セブンチェア

1955年の発売され、フリッツ・ハンセンを代表するロングセラーチェアです。スタッキングできるのが特徴で、オフィスや図書館、美術館など公共施設でも多く浸かれているので、目にしている方も多いと思います。

座面と背面を一体にした合板成型技術で成功を収めたアントチェアよりも座面を広くして進化させたのが、セブンチェアです。カラーバリエーションやアーム付きなどさまざまなタイプがあります。

買取価格をアップするコツや工夫

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

アルネ・ヤコブセンの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

ブランド高級家具買取専門 高く売れるドットコム

高く売れるドットコム

高く売れる.comが運営しているブランド家具やデザイナーズ家具を専門に買取をしてくれるサイトです。 高く売れるドットコムの強みはネット型リサイクルショップなので、拠点が東京・横浜・仙台・埼玉・大阪・名古屋・神戸・福岡にあります。 拠点がそれぞれの地域にあるので、どの買取方法の場合でも配送、出張コストを大きく削減できるので、必然的に製品の買取金額もアップします。 査定員もプロが行ってくれて、買取後の再販経路も豊富なので、大量買取や高値での買取が可能になっています。

まとめ

アルネ・ヤコブセン作品は人気が高いので、中古であっても高値で買取される場合も多いようです。世界一売れているスタッキングチェアといわれるセブンチェアはその人気が故にリプロダクト品も多く出回っているので、売却する際には注意が必要です。2006年以降に生産された正規のフリッツ・ハンセン製品にはラベルがありますので、確認してみてくださいね。

また、複数の家具買取業者に査定を出すのが高価買取に欠かせないポイントです。見積金額が良かったという点で選んでも、買取の際に出張費をとられてしまうこともありますので、注意が必要です。ネットや電話で依頼する際にはそのレスポンスの姿勢を見ることで、信頼できる業者かどうか判断できることもありますので、見極めて依頼しましょう。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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