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チェコ出身の建築家「ヨーゼフ・ホフマン」はデザインした家具を売却する際に役立つ情報をまとめました

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

ヨーゼフ・ホフマンといえば正方形が並べられたソファのクーブスや、ヴィットマンで製造されているユニークなシーティングが有名で、中古市場でもあまり出回っていないので、少し汚れやキズがあっても買取される可能性があります。状態が良好なら尚更、高値になりやすいのでポイントを抑えて賢く手放しましょう。

査定前には自分の持っているヨーゼフ・ホフマンの作品がどれなのか、買取相場はいくらくらいか、またリプロダクト品やコピー品ではないか確認する必要があります。使われている張地によっても査定額が変わるので、事前に情報収集をしておくことをオススメします。このページでは売却のヒントになるコツや基礎知識などをわかりやすく解説していきます。

ヨーゼフ・ホフマンについて

ヨーゼフ・ホフマン(Josef Hoffmann)は1870年、オーストリアのチェコ出身の建築家で、国立工芸学校を卒業しています。ウィーン分離派という芸術家のグループのメンバーとしても有名で、活動しながら当時にはなかった新しいデザインを広めました。

デザインした家具はあまり多く知られていないですが、他にも食器や雑貨といったプロダクトデザインに建築物の設計にも携わりました。作られた家具も建築家らしい、すっきりとしたフォルムからユニークなデザインのものまで、何にも縛られない作品たちになっています。ヴィットマンでソファやチェアが現在も製造販売されています。

ヨーゼフ・ホフマンで査定価格が期待できる家具

クーブス(Kubus)ソファ

クーブス(Kubus)ソファ

ヨーゼフ・ホフマンの代表作品と言っても過言ではないソファです。ソファそのもののフォルムも1人掛けだと正方形で、パイピングも気持ちよいほど揃った正方形になっています。

完全な手作業で作られたクーブスは1910年に設計されたもので、かなり昔なのに現代でも古さを感じさせないデザインです。1人掛けから2人掛け、3人掛けソファまで作られています。

ハウスコラー(Haus Koller)

ハウスコラー(Haus Koller)

ハウスコラーソファも1人人掛けから3人掛けまで制作されています。滑らかなファブリック張りのハウスコラーは、1912~1914年に制作されたと言われています。

控えめなレッグと目を惹くシェルのような背もたれは少しアンティークな雰囲気も感じられます。ホワイトのステッチで更にフォルムの美しさが際立っていて、遠目からでもその芸術作品的な存在を確認することが可能です。

買取価格をアップするコツや工夫

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

ヨーゼフ・ホフマンの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

ブランド家具買取専門店 カムズファニチャー

カムズファニチャー

カムズファニチャーはブランド家具をメインに、骨董品や古美術品、お茶道具なども買取している業者です。 会社は茨城県常陸にありますが、買取方法は持込の他にも宅配や出張も行っているので、広い地域に対応しています。 東京などの都心にあるショップと比べると地代がかからないため、高価買取ができるところがカムズファニチャーの魅力で強みでもあります。 宅配買取も送料無料で行っているので、遠方の方や来店が苦手な人でも安心です。

まとめ

ここではクーブスとハウスコラーの2点を紹介いたしましたが、他にもVilla Gallia、クラブ1910、Alleegasse、サロン、プルカースドルフなどもデザイン、座り心地ともにとても優れています。実際に座らずに置いておくだけで存在感のあるものたちばかりなので、以外と綺麗な状態で使われずに残っていることもあります。

一部の作品はIDC大塚家具でも取り扱われているので情報も得やすいですが、ヴィットマンには日本語ページが現在は存在しないので、なかなか適正価格や名前が分からない作品もあると思います。手放す際には必ずヨーゼフ・ホフマンについて知識があるか、買取経験のあるスタッフ・ショップに依頼をしましょう。今は購入できない作品だと希少価値が付く可能性も期待できます。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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