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キツツキマークでお馴染みの、飛騨産業の家具を高く売る方法をまとめてみました。

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

日本の伝統技術とモダンなデザインが融合して誕生した飛騨産業の家具は、質が良く洗練された雰囲気で人気となっています。ロゴにもなっているキツツキのマークでご存知の方も多いかもしれませんね。中古市場では特に国産の素材は需要があり、飛騨産業のソファやダイニングセットシリーズは高価買取の可能性が高いです。

買取額はショップによってかなり差が出てきます。損をしないためにも、今回は飛騨産業の中でも特に高価買取が期待できるアイテムや、買取の際に注意する点などについてご紹介していきます。売却を考えている方はぜひご参考くださいね。

飛騨産業について

飛騨産業は日本三大家具産地の岐阜県高山で誕生しました。飛騨はそもそも宮大工など木材加工の技術が古代より伝わり、その技術が根付いている土地です。そこに旅人によって西洋の曲木の技術が伝えられたことがきっかけで、飛騨産業設立のきっかけとなりました。

その後、アメリカへの輸出を中心とすることで欧米文化も取り入れながら、発展していきました。伝統技術と豊富な飛騨の木材が融合した数々のロングセラーを生み出しています。また、それまで使われることのなかった節素材を家具に使うなど、次々と新しいことにも挑戦する、日本の家具業界を先導するブランドと言えるでしょう。

飛騨産業で査定価格が期待できる家具

プロヴィンシャル

プロヴィンシャル

プロヴィンシャルは「田舎生活への憧れ」を再現したシリーズです。「豊かさへのひたむきな問いかけ」をテーマに素朴な暮らしからヒントを得て開発されました。17世紀のイギリスの田園生活を思い起こさせる素朴でアンティークな作りとなっています。

さまざまな木材を使った堅牢な作りを日本の技術によって見事に蘇らせています。カップボードのガラスにはステンドグラスが使われていて、よりアンティークな雰囲気が感じられる作品です。

森のことば

森のことば

森のことばはそれまで家具に使われていなかった木材の「節」をメインにしたシリーズです。1本の丸太から使われる部分はわずか10%程度。木材の個性を感じられつつ、資源の活用を図る環境へも配慮したシリーズとなっています。

佐々木敏光氏がデザインを手掛け、SN105WラブチェアがGマークを受賞をしています。2018年に森のことばソファは大きくリニューアルされ、座面の高さなどが変更されました。

KAYA2

KAYA2

カヤ2はIDC大塚家具の受注生産品シリーズです。レッドオーク材を使用していて、自然の木目を活かしたデザインとなっています。

チェアのカーブした部分は飛騨産業の高い技術を感じさせることはもちろん、椅子を引きだす時などに取手として活躍し、布地部分にも触れることがないので汚れ防止の役割も果たしています。1人掛けソファのようなダイニングチェアの他にも、ダイニングテーブル、サイドボードなどラインナップされています。

買取価格をアップするコツや工夫

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

飛騨産業の家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

リサイクルショップ チェリーズマーケット

チェリーズマーケット

チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。 ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、 ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。

まとめ

キツツキマークでおなじみの飛騨産業は、熟練の職人によって修理を行っています。処分を検討中の方は張地や部材を交換してみるのも良いかもしれません。決して安くはない飛騨産業の家具ですから、なるべくお手入れしながら使っていきたいですよね。それでもさまざまな事情で手放すことになったときには、買取という選択肢をおすすめします。

愛着のある家具は手放しにくいものですが、飛騨産業の豊富な知識を持ったショップであれば、その価値も理解してくれるでしょう。飛騨産業の買取実績が豊富で、ブランド家具買取に特化したショップを選ぶのがポイントです。飛騨産業に詳しくないショップですと、買取額が安かったり、引取を行っていない場合もあります。複数のショップに査定に出して、買取額などいろいろ比較してみてください。気持ちよく手放せるショップが見つかると思います。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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