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モダニズム建築の父「マルセル・ブロイヤー」の家具を適正価格で売却したい

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

モダニズム建築の父として名作といわれる建築や家具を残しているマルセル・ブロイヤー。金属パイプを使った「ワシリー・チェア」は有名な作品なので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。バウハウス(美術学校)時代の作品は根強い人気があり、中古市場であっても良いお値段で取引される傾向にあります。

もし、マルセル・ブロイヤーの家具を不用になってしまったら、捨ててしまうのではなく売却がオススメです。但し、リサイクルショップなど家具の知識がないところで売却すると適正価格で買取してもらえない可能性があります。ここでは適正価格で買取してくれるオススメの買取業者をはじめ、買取価格をアップするコツや売却時の注意点、など売却時に役立つ情報をお届けしていきます。

マルセル・ブロイヤーについて

マルセル・ブロイヤーは1902年にハンガリーで生まれました。ドイツの造形大学であるバウハウスで創設者であるヴァルダー・グロピウスなどのもとで学びました。在籍中に自転車の構造にヒントを得て、チューブのようなパイプを使った作品を製作しています。これは後にワシリーチェアへとつながっていきます。

アメリカに移った後は、ハーバード大学のデザイン学部で教壇に立ち、教え子にはフィリップ・ジョンソンやポール・ルドルフなどがいます。パリのユネスコ本部の建設などはコンクリート建築の傑作と呼ばれています。20世紀のデザインを語る上では欠かせない人物です。

マルセル・ブロイヤーで査定価格が期待できる家具

S2851

S2851

1本のスチールパイプが棚と天板を支えるシンプルでミニマルなデスクです。S285シリーズは、曲木技術を使った家具の大量生産を世界で初めて実現させたトーネットより販売されています。

デザインのベースとなっているのは、ブロイヤーが学んだバウハウスの理念です。S2851はサイドに引き出しがついていますが、両サイドに収納があったり、シェルフ付きのものなどバリエーションも豊富に展開しています。

チェスカ(Cesca)

チェスカ(Cesca)

チェスカは籐張りの張地とスチールパイプの組み合わせがモダンな雰囲気のチェアです。ブロイヤーの娘の名前からチェスカと呼ばれています。後ろ脚だけで座面を支える構造は、カンティレバーチェアと呼ばれ、適度な弾力性もあり快適な座り心地を実現しています。

スチールパイプを曲げてつくられるという発想は当時、画期的なものでした。1928年に発表され、90年以上経った今でも名作として愛され続けるチェアです。現在はノルとトーネットより発売されています。

ワシリーチェア(Wassily)

ワシリーチェア(Wassily)

マルセル・ブロイヤーの代表作として知られているのが、ワシリーチェアです。自転車のフレームからヒントを得て、バウハウスで指導をしていた1925年にデザインされました。スチールパイプを使った最初の椅子といわれています。

当時木材でつくることが主流だった時代に、衝撃が走り、後にル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエに影響を与えました。当初はトーネットより販売されていましたが、現在はノルより製造販売が行われています。

買取価格をアップするコツや工夫

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ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

マルセル・ブロイヤーの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

リサイクルショップ チェリーズマーケット

チェリーズマーケット

チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。 ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、 ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。

まとめ

世界で初めてスチールパイプを使った家具を発表したマルセル・ブロイヤーの作品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。20世紀の家具デザインを語る上では欠かせない人物です。ワシリーチェアを発表しなければ、後のコルビュジエのLCシリーズやミース・ファン・デル・ローエのMRチェアなどはなかったかもしれませんね。

ブロイヤー作品はそのデザイン性の高さからリプロダクト品も多く存在しています。トーネットやノルの正規品でしたら刻印やシールがありますので、査定前に確認しておきましょう。長く使っていてはがれてしまったり、無くなったりすることもあるので、正規品かどうか迷った場合は、ブランド家具を専門に扱っている査定員の方にチェックしてもらうのが良いと思います。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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