小山大作
ブランド家具を高く売るコツや工夫
マルニコレクションは、人気デザイナーの深澤直人を開発パートナーにマルニの原点を追求し誕生しました。2011年には世界的デザイナー、ジャスパー・モリソンを迎え、世界に通用する日本の美しい家具作りを進めています。ベーシックでありながら繊細さを感じさせるデザインからは完成度の高さが伺えます。
マルニコレクションの「HIROSHIMA」はあの有名チェア、Yチェアを超えるべく作られた椅子としてデザインされました。世界27か国で販売されていて特に人気のシリーズです。中古でも欲しいという方も多いので、高く取引される傾向にあります。そこで今回は、マルニコレクションの高価買取が期待できるアイテムなどをご紹介します。
マルニコレクションは、カリモクと並ぶ日本を代表する家具ブランドのひとつ、マルニが展開する新たなブランドです。国際的な有名デザイナーとコラボして日本の家具を世界に発信しています。深澤直人がデザインした「HIROSHIMA」やジャスパー・モリソンが手がけた「Light Wood」シリーズなど主に木材を使った家具を発表しています。
どのシリーズにも共通するのは、日本独自の木に対する美意識、堅牢さを兼ね備えていることです。無塗装に近い自然な木材の温かみが感じられるマルニコレクションの家具ですが、それは職人の技があってこそ実現されています。人間的な温もりもありながら、精緻で清浄なイメージ、Yチェアを超えるような椅子をコンセプトに日本の美しい家具を世界に広めています。
名前の通り、丸みのある背もたれと座面が特徴のチェアです。大きくカーブした背もたれは背中をしっかりと支えて、安定感のある座り心地を味わえます。
斜めやまっすぐに座ったりどんな角度で座っても椅子にフィットするので、長時間座っても疲れにくいよう設計されています。ビーチ材やウォルナット材など豊富な素材から選べるのも人気の理由です。素材によって表情がガラッと変わるのも魅力の一つです。
どんな場所でも長く使えるようシンプルな構造で作られたヒロシマシリーズのアームチェアです。背からアームにかけて滑らかな曲線が美しく、余裕のある座面なので、ラウンジチェアとしても使うことができます。
張座タイプはファブリックによって雰囲気が変わりますし、座り心地も柔らかです。北欧デザインのような世界の定番を目指したチェアはデザインミュージアム・デンマークのパーマネントコレクションにも加えられています。
スッキリとシンプルなサイドボードですが、「一つのかたまり」として見えるようどの部材も縁の幅が見えないようにデザインされていて、細部にまでこだわるマルニコレクションの匠の技が光ります。扉は吊り戸式になっていて、下にレールがないためより美しいデザインです。
右側の扉奥にはコンセントやコードの通し孔があり、AV機器を収納することができます。左側は無駄なものは一切排除したデザインで、ディスプレイボードとしても使用可能です。
ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。
また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。
保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。
製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。
また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。
日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。
ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。
業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。
料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。
どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。
手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。
流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。
有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。
少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。
部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。
プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。
中古の家具など、売り上げナンバーワンのトレジャーファクトリーは、実はブランド家具の買取も行っています。 一般的に製品を売る場合は購入から5年以内と言われていますが、トレジャーファクトリーでは10年以内なら査定をしてくれます。 買取が厳しかったブランド家具も買取してくれる場合があるので相談してみましょう。 また、出張買取を依頼した場合も出張費や査定料金、運搬代金、キャンセル料が発生しないと明記されているので、安心して申し込みができます。
マルニコレクションの家具はスタンダードで美しく、世界での評価も高まっています。中古市場でも注目のブランドですので、上記でご紹介したアイテムは高価買取が期待できます。紹介しきれませんでしたが、ジャスパー・モリソンの「T&O」や「Fugu」といったシリーズも無垢材を使った美しいデザインが特徴で、人気が高いです。
これらコレクションの多くは木材が使われています。木材の家具は、特に冬に乾燥しやすいので専用のオイルなどでお手入れするのがよいでしょう。定期的にメンテナンスすることで、長く良い状態がキープできますし、新品の状態に近いほど高価買取が期待できます。少し面倒かもしれませんが、ひと手間で買取額が変わってきますので、お時間あるときにお試しくださいね。
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