小山大作
ブランド家具を高く売るコツや工夫
エーロ・サーリネンの家具をより高く売るにはどうすればいいでしょうか。エーロ・サーリネンの家具は現在でもノールやヴィトラで販売されていて、もちろん中古市場でも需要があります。正式なライセンス契約をしていない、リプロダクト品やよく似た家具でさえ売れているので、中古であっても「本物」のエーロ・サーリネンの家具であればなら高値がつくことは間違いありません
ここではチューリップシリーズやチャールズ・イームズと一緒に制作した作品など人気の家具を紹介しながら、売る際のコツや注意点もいっしょに解説していきたいと思います。サーリネンの家具を売却する際のぜひ参考にしてください。
エーロ・サーリネン（Eero Saarinen）はフィンランド出身のデザイナーで、小さいころから両親の影響でデザインに触れながら生活していました。彫刻や建築について学んだあとは、自ら先生として教壇に立つこともしました。
有名なイームズ夫妻と出会って、お互いを高めあったり、フローレンス・ノルと生涯にわたって仲のいい関係を築くなど、名作が生まれるきっかけに他のデザイナーも大きく関わっています。フローレンス・ノルに頼まれたことでノールのアイコン的存在の作品を数多く作りました。家具の他にも空港や高層ビルなどの建築物も手掛けています。
ノールのアイコンとしても、エーロ・サーリネンの代表作としても知名度の高いチューリップチェアです。現代では1本脚のチェアはよく見かけますが、チューリップチェアが制作されたことは普及していない構造で、画期的なものとして世間をざわつかせました。
シェルの滑らかな曲線が花のように見えることからチューリップチェアという作品名になりました。シェルが回転するものや、シートクッションの種類も豊富なので、自由度が高い使いやすいチェアでもあります。
エーロ・サーリネンとチャールズ・イームズの共同作業で生まれた作品で、ヴィトラにて今も製造と販売が行われています。オーガニック チェアはコンパクトて使いやすくて、特に読書に最適なチェアとしてデザイン、設計されました。
オーガニックチェアにはハイバックはシート高が高いものなど、いくつか種類があります。カバーの素材や色、レッグの木材を選択することも可能です。
発表から70年以上経っている、エーロ・サーリネンのカンファレンスアームチェアはデザインの変更などせずに、今日も愛され続けています。
モダンなデザインで、カンファレンスと名付けられていますがリビングやダイニング、レストランなどでも使いやすくて、快適な座り心地になっています。エーロ・サーリネンの作品のチェアの中でも特に素材やカラーを自由に組み合わせられるものです。
ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。
また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。
保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。
製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。
また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。
日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。
ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。
業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。
料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。
どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。
手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。
流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。
有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。
少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。
部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。
プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。
カムズファニチャーはブランド家具をメインに、骨董品や古美術品、お茶道具なども買取している業者です。 会社は茨城県常陸にありますが、買取方法は持込の他にも宅配や出張も行っているので、広い地域に対応しています。 東京などの都心にあるショップと比べると地代がかからないため、高価買取ができるところがカムズファニチャーの魅力で強みでもあります。 宅配買取も送料無料で行っているので、遠方の方や来店が苦手な人でも安心です。
エーロ・サーリネンの代表作品を3つをピックアップしながら、高く売るコツや注意点などを解説してきました。ここでは紹介しきれない名作家具は他にもたくさんあり、チューリップチェアのように一本脚のシンプルなノールのサーリネンコレクションのテーブルなども、中古市場で人気・需要があります。状態が良ければ高価買取は間違いですが、長く使っていた家具でも本物のサーリネンの家具であればある程度の値段をつけてもらえると思います。
最後に、エーロ・サーリネンの家具を高く売ることで一番重要なポイントは、必ず家具の知識のある「家具買取専門店に依頼をする」ことです。エーロ・サーリネンの家具の買取経験があることはもちろん、ヴィトラやノールの買取経験もある買取業者ところが望ましいので、依頼をする買取業者のホームページにある買取実績などを調べてから依頼するのもオススメです。
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