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フランス出身のデザイナー「セルジュ・ムーユ」の照明を売却する際に気をつけたいコト。

小山大作小山大作

不用品を売る・買取してもらう方法

フランス出身のデザイナー「セルジュ・ムーユ」。デザイン制作期間は1950~60年という短期間にも関わらず、名作を残しています。その作品は希少性もあり、コレクターも多いことから中古市場では高値で取引されることもあります。現在はその人気の高さからイデーが再生産しています。

そんなセルジュ・ムーユの照明ですから、使わなくなったり不用になったとき、粗大ごみや不燃ごみとして処分してしまうのはもったいありません。粗大ゴミで処分するとお金もかかってしまいます。お得に手放すのなら、売却を利用してみましょう。

ここでは買取価格が期待できるムーユの照明をはじめ、売却について役立つ情報もお届けしたいと思います。ムーユの照明の価値を引き出してくれるおすすめの買取業者についてもまとめています。売却をはじめて利用する方、もう利用している方もぜひお読みくださいね。

セルジュ・ムーユについて

セルジュ・ムーユは1922年にフランス、パリで生まれました。少年時代パリの植物園を訪れ、そこで植物や動物の複雑なディティールに興味を持ち、後に彼の作品に影響を与えることになります。パリの美術学校で世界的な彫刻家であるガブリエル・ルネ・ラクロアから金属加工と銀細工を学び、卒業後、彼のスタジオで働きました。

1953年にジャック・アドネから照明器具のデザインを依頼され、数多くの名作照明を製作することになります。この時期の作品はパリのステフ・シモン・ギャラリーで展示されました。1950年代の終わり頃、ムーユは施設の照明をデザインされるようになり、白熱灯と蛍光灯を組み合わせたフロアランプのシリーズを発表しました。1962年に病気のため制作活動に終止符を打ちました。

セルジュ・ムーユで査定価格が期待できる家具

ランパデール・アン・ルミエール(LAMPADAIRE 1 LUMIERE )

ランパデール・アン・ルミエール(LAMPADAIRE 1 LUMIERE )

1952年にCompagnie des arts françaisのために製作されました。先に発表されたランパデール・トワ・ルミエーレをよりインテリアに馴染むようにつくられたのがランパデール・アン・ルミエールです。分岐する3本のアームを持つトワ・ルミエーレのシルエットは昆虫の関節のようですが、アン・ルミエールは繊細でシンプルな植物を連想させます。

シェードの角度を変えると、また違った表情を生み出します。彼の作品の美しさに魅了されたイデーが、生前の彼のアトリエをが訪れたり、彼をイデーに招いて再生産を実現させました。

買取価格をアップするためのコツ

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

売りたい照明のブランドや詳しい商品名をチェックしたら、買取してもらうために、また少しでも高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ詳しい情報や状態を正確に伝える

照明のブランドや、ラベル、シェードなどに記載されている作品名や型番などを、出来るだけ全て確認して、査定申込み時に伝えると査定価格がはっきり分かりやすくなります。

また当日にスムーズに査定から買取まで進めることにも繋がります。照明にとって重要な動作も査定額に大きく関わるので、動作の不具合もある場合は正直に伝えましょう。

保証書・付属品・オプション品を揃えておく

購入時の保証書や付属品がある場合は、査定当日までに必ず揃えておきましょう。照明はオプション品が少ない家電ではありますが、もしも持っているなら一緒に見てもらうと買取金額が上がりやすくなります。

日頃から定期的なクリーニングと、できる範囲での掃除をする

フロアランプやデスクライトのような照明は掃除しやすいですが、シーリングライトのような天井についている照明は難しいです。無理に掃除を使用として売りたい照明を壊したり、自分が怪我をしてしまっては本末転倒なので、”できる範囲”が大切です。

掃除しやすい部分でも査定前に一気に綺麗にしようとしても長い間ついていた汚れはなかなか落ちないので、持っている照明や掃除道具と、照明の種類に合わせた方法でクリーニングをしましょう。日頃から掃除したり、丁寧に扱うことが、いつか売却する時に高価買取に繋がります。

いくつかの業者やショップに査定を依頼する

同じブランドの同じ型番の照明でも、買取業者や売りたい時期によって査定額は大きく変わってきます。照明が買取品目に入っているブランド、デザイナーズ家具の買取業者でも、得意不得意や買取強化をしているブランドとジャンルが異なります。

必ず複数社で査定結果して価格やサービスの比較しましょう。但し、売るまでに少し時間はかかるので、引っ越しなど日時に制限がある場合は、それも視野に入れて早めに行動することをオススメします。

まとめて査定を依頼する

照明の買取を個人で買取業者に依頼をする場合、フロアランプやデスクライトだと単体の申し込みになるかもしれませんが、出来ればいくつかの照明をまとめて査定に出したり、家具を取り扱っているなら売りたい家具を見てもらうなど、できるだけ一緒に買取依頼をすると高額査定になりやすくなります。

また、シーリングライトやシャンデリアなど店舗や商業施設などであれば複数点をまとめて買取してくれる業者を選ぶといいでしょう。法人でもまとめて依頼することで買取価格のアップが期待できます。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

照明を売ろうと思ったけど、目立った汚れがある、動作に問題がある、必要不可欠な付属品や保証書が見つからないなど、売るときに気を付けたいことをまとめました。

動作に不具合があると売れにくい

どんなに優れたデザインの照明でも照らすことがメインの役割なので、その動作に不具合がある場合は、基本的に売ることは難しくなります。電球が切れているだけなら自分で交換するか、少しだけ価格は下がりますがそのまま売却可能です。

希少価値のある作品や人気作品であれば正規ルートで修理に出すか、修理も可能な買取業者に査定依頼するのも一つの手です。

再販できないほどの、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

照明のベースやシェードに大きな汚れやキズがある、コードが伝線している場合は、誰も購入したいと思いにくいので再販が難しく、買取を断られるケースもあります。

ただし、買取業者・ショップによっては修復や修繕ができるところもあるので諦めずに一度相談してみてください。それでも買取を断られてしまった場合には、適切な方法で処分しましょう。

純正じゃない部品が使われていたり、自分で修理した経験がある

照明が壊れた際に、正規ブランドやメーカーではないところで修理をしたことがある方は要注意です。

純正じゃない部品を使っていたり、また自分で修理した経歴があると、買取金額の低下もしくは買取不可の可能性もあります。また、故障していたり説明書や付属品がない場合も減額の対象になるため売却前に確認しておきましょう。

売りたい照明がリプロダクト品である

有名ブランドや人気デザイナーのリプロダクト品だとしても、基本的に価格が付きにくく売却が難しい場合があります。どんなに美しいデザインでもリプロダクト品は高価買取対象外ということは覚えておきましょう。

買取業者では断られてしまっても、町のリサイクルショップやヤフオクやメルカリなどフリマアプリではリプロダクト品でも売れる場合もあります。どうしても売りたい場合は検討してみるのも手です。

セルジュ・ムーユの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

家具買取の専門ショップ「アドア東京」

アドア

アドア東京は家具や家電、楽器を買取しているショップで、東京都の世田谷区に店舗があります。 ブランド家具やデザイナーズ家具の買取も積極的で、持込買取はもちろん、自分で運ぶことが難しいものや、買取してほしいものが多い場合には宅配買取や出張買取もお願いできます。 アドア東京も買取の経験が豊富で、メディアへの掲載もされているほどの信頼と実力を持っています。 上記のジャンル以外でもベッドや自転車の買取にも力を入れているので、色んなものを処分したい、売りたい人に最適です。

まとめ

限られた製作期間の中で名作を残したセルジュ・ムーユは、1988年に亡くなっていますが、そのデザインは現代にも通用するモダンさで、今なお評価は高まるばかりです。今回は1つのみのご紹介でしたが、上記以外にもアプリク・ミュラル・ドゥ・ブラ・ピヴォタンやアグラフェ、ココットなどを発表しています。オリジナルの作品は希少性があり、コレクターも存在していますので、高値が期待されます。もちろんイデーから販売されている再生産作品もとても人気がありますので、売れないかも…と諦めてしまう前に査定に出してみましょう。予想よりも高い金額を提示されることもあります。

ムーユの照明作品はコンパクトで比較的軽量なので、直接店舗に持ち込んで買取してもらうのもおすすめです。簡単な手続きで手軽に利用できるのも魅力の一つです。大抵の場合は、その場で買取額を提示してもらえるので現金化までとてもスピーディに行えます。プロが直接査定するので、安心感もあります。店舗買取の他にも出張買取や宅配買取を行っている買取店も多いので、ご自分にあった方法で手放してみてくださいね。

Author

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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