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不用になったソーラーパネルはどうやって処分したら良い?適切な処分方法をまとめてみました。

小山大作小山大作

不用品を処分する方法

家の建て替えや引越し、壊れたなどの事情で不用となってしまったソーラーパネルは、一体どうやって処分したら良いでしょう? ソーラーパネルはいろいろな種類があり、屋根から取り外す際に専門の資格が必要となる場合もあります。 本記事で、ソーラーパネルの適切な処分の仕方について解説いたします。

ソーラーパネル(太陽光パネル)とは一体どんなもの?

最初に、ソーラーパネルがどんなものなのかについて見ていきましょう。ソーラーパネルというのは、太陽光パネルとも呼ばれており、太陽の光を利用して発電するためのパネルのことです。石油や石炭などの燃料を一切使わずに発電することができるため、地球環境に優しいという魅力があります。

また、近年は地球環境に配慮するだけでなく、地震などの災害への備えとしても、ソーラーパネルを導入される方が増えてきています。しかし、ソーラーパネルには寿命がありますので、いつかは撤去しなくてはならない日がやってくるのです。ソーラーパネルの寿命については、後の項目で解説いたします。

ソーラーパネルに使用されている材料について

ソーラーパネルを処分する前に、どんな材料が使われているのかを把握しておいたほうが良いでしょう。ソーラーパネルの主な材料は、半導体です。半導体というのは、導体と絶縁体の中間の性質を持った物質のことで、さまざまな種類があります。

ソーラーパネルに用いられている半導体の素材もいろいろなものがありますが、一番多く使用されているのは、シリコン系の素材です。なぜシリコンが多く用いられているのかというと、モジュール変換効率が非常に高いため、最適な材料だと考えられているからです。そのほかにも、非シリコン系の素材もソーラーパネルの材料となりますが、鉛やセレンやカドミウムなどの有害物質が含まれているため、近年ではあまり使用されていません。

ソーラーパネル(太陽光パネル)を処分したいと思うのはどんなとき?

次に、ソーラーパネルを処分するのはどんなときなのかについてみていきましょう。

通常の使用で壊れてしまった場合や寿命がきてしまったケース

ソーラーパネルを処分したい理由として一番多いのが、通常の使用で自然に劣化して壊れてしまったケースです。ソーラーパネルは長年室外に設置していますから、時間とともに劣化しやすくなってしまうのです。また、ソーラーパネルには寿命もあります。

寿命については種類によっても差がありますが、大体20年から30年くらいだと言われています。新品のソーラーパネルを導入して、30年以上経過している場合にはすぐに寿命が来てしまう可能性が十分にありますので、処分を検討し始めたほうが良いかもしれません。

台風、地震などの天災・災害が原因で壊れてしまったケース

台風、豪雨、地震などの災害で壊れてしまったので、ソーラーパネルを処分するケースも割と多いです。日本は災害が多い国で、近年は大型台風が上陸することや集中豪雨に見舞われることも増えているため、外に設置されているソーラーパネルもダメージを受けやすくなってしまうのです。

建て替えや売却などで建物自体を取り壊さなくてはならないケース

ご自宅の建て替え、あるいは、不動産売却などの理由で建物自体を取り壊さなくてはならない場合に、すでに取り付けてあるソーラーパネルをどう処分するかで悩んでしまう方も多いようです。住宅を取り壊す際には、まず最初にソーラーパネル、エアコンの室外機などを外しておかないと、安全に解体作業をすることができません。建物を取り壊す前に、解体業者ともソーラーパネルの件について、よく相談しておいたほうが良いでしょう。

ソーラーパネルを処分する際にはお金がかかってしまう

このようにソーラーパネルを処分したい理由は、人それぞれあることでしょう。ただ、ソーラーパネルを処分する際には、それなりの費用がかかってしまうことも頭に入れておく必要があります。なぜ、処分にお金がたくさんかかってしまうのかというと、ソーラーパネルは屋根など取り外しが難しい場所に設置されているため、専門の業者に依頼しなくてはならないからです。

専門業者に依頼すると、撤去費用や処分費用のほかにも、運搬料金なども必要となるため、トータルの費用が高額になってしまうことが珍しくありません。専門業者に撤去を依頼する際の費用は、一般住宅の向けのソーラーパネルの場合には、10万円くらいが目安となっています。そのほかに、足場代、出張料なども必要となるので、15万円から20万円くらいを目安に考えておくと良いでしょう。

さらに、ソーラーパネルを取り外しした後、屋根の修理や再塗装なども合わせて行う場合には、もっと高額な費用がかかってしまうこともあります。場合によっては、トータルで100万円以上の出費になってしまうこともあるようです。ソーラーパネルの撤去にかかる費用に関しては、業者によって異なっていますので、費用のことで後悔しないためにも、事前によく相談しておくことをおすすめします。

ソーラーパネルの適切な処分の方法

ソーラーパネルは、産業廃棄物に該当するため、適切な方法で処分しなくてはなりません。具体的にどのように処分したら良いのかについて、項目ごとに見ていきましょう。

自治体の粗大ゴミとして処分する方法

不用になってしまったソーラーパネルは、お住まいの地域の粗大ゴミに出せる場合があります。粗大ゴミに出す場合には、指定された料金を払って、ゴミ置き場まで運ぶだけなので、簡単に処分することができます。粗大ゴミ料金も安いので、処分費用をかけたくないという方にもおすすめの方法です。

ただ、すべての自治体がソーラーパネルを受け入れているわけではないので、粗大ゴミに出す前に、お住まいの地域の役所に問い合わせてよく確認してみてください。粗大ゴミを利用する際には、自力で屋根からソーラーパネルを取り外ししなくてはならないため、大変な労力がかかてしまうのがデメリットです。

ちなみに、ソーラーパネルを撤去する際には、電気工事士の資格が必要となります。電気工事士の資格を持っていない方が自己判断で取り外しをすることはできませんので、注意してください。台風や地震などの災害で落下してしまったなどの理由以外で、粗大ゴミに出すのは、まず不可能と考えておいたほうが良いでしょう。

また、有資格者が自力で作業を行う場合であっても、屋根に登るなど危険な作業が伴いますので、怪我には十分に気を付けるようにしてください。

専門業者に依頼する方法

電気工事士の資格を持っていない場合や自力で作業するのが大変な場合には、専門業者に依頼してしまうと良いでしょう。専門業者にお願いしてしまえば、ソーラーパネルの撤去作業、解体作業、処分作業などすべての作業を一度にお任せすることができますので、楽に処分できるのがメリットです。多くソーラーパネルの撤去作業を請け負ってきた業者ならば、プロの職人たちが丁寧で正確な作業を行ってくれますから、屋根の破損などトラブルの心配もないでしょう。

また、専門業者に依頼してしまえば、リサイクルできる部品、リサイクル不可の部品の分別作業なども対応してくれますので、自分で作業する手間を省くことができます。ソーラーパネルを取り外した後の屋根は、パネルの重みで傷んでいたり、塗装が剥げてしまったりなど、修理が必要なケースも多々あります。専門業者の中には、ソーラーパネルの撤去と同時に傷んだ屋根の修理を引き受けてくれるところもありますので、屋根の状態が心配だという方は相談してみると良いでしょう。

パワーコンディショナーや接続箱の処分も忘れずに!

ソーラーパネルを捨てる際には、パワーコンディショナーや接続箱なども忘れずに処分するようにしてください。パワーコンディショナーというのは、ソーラーパネルで集めた太陽光のエネルギーを電力へ変換するためのインバーターです。接続箱は、ソーラーパネルの電力を集めるための機器のことです。

ソーラーパネルを処分するときには、これらも一緒に処分してしまいましょう。パワーコンディショナーや接続箱は自力でも処分しやすく、お住まいの地域のゴミ収集に出せる場合もあります。一般ゴミ、もしくは、粗大ゴミのどちらになるかについては、自治体によって異なりますので、役所のホームページなどで確認してから、ルールに従って捨てるようにしてください。

リサイクルできるソーラーパネルの場合は?

ソーラーパネルは長くても30年くらいで寿命を迎えてしまうため、2040年頃に大量に廃棄されるのではと想定されています。そのため、環境省はリサイクルを進めるガイドラインを制定にも取り組み始めており、今後は廃棄ではなくリサイクルが一般的になっていくかもしれません。

買取業者に買取してもらうのもオススメ!

また、不用なソーラーパネルの買取を行っている業者も増えてきていますので、リサイクルを考えている方や現金化したいと思っている方は、買取業者を探してみると良いでしょう。業者の中には、パワーコンディショナー、架台、接続箱などの関連部材などもまとめて買取してくれるところもありますので、相談してみてください。

ソーラーパネルを高価買取してくれる業者の一例

パネル本体もパワーコンディショナーもお任せ、エルライン住設

エルライン住設

エルライン住設のソーラーパネル・太陽光発電の買取ではパネル、モジュール、パワーコンディショナー、モニター、接続箱など、単体での買取も行っています。パネルは壊れてしまったけど、他のパーツはまだ使える、なんてときにもエルライン住設に依頼をすれば買取してもらえます。東芝やシャープ、パナソニック、三菱などの国内メーカーから、カナディアンソーラーやソーラーフロンティアの買取も強化しています。個人宅でも法人でも対応可能です。

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国内で初めてのソーラーパネル買取特化、ソーラーパネル買取.com

ソーラーパネル買取.com

ソーラーパネル買取.comは日本国内で初めてソーラーパネル、太陽光パネルの買取だけを専門にしている業者です。使わなくなったソーラーパネルや災害パネルも壊れていなければ買取をしてもらえます。専門に買取をしているので、国内・海外メーカーやモデルを問わずに買取できて、さらに買取後の経路も豊富です。使わなくなったソーラーパネルが海外で活躍できるので、ソーラーパネル買取.comなら間接的に困っている人たちを助けることにも繋がります。

ソーラーパネルの査定料、出張費、送料無料の工具男子

工具男子

工具男子は電動工具の買取やリサイクルを行っている業者で、買取品目の中にソーラーパネルも含まれています。買取してもらうときの負担額が0円で、査定の前にもアプリや電話、メールからおおよその金額を出してもらえるのもポイントです。工具や機械に知識のあるスタッフさんたちが対応してくれるので、ソーラーパネルに関しても詳しくて、的確な査定額を出してくれます。査定を他社と比べて、他社の方が高かったら金額交渉も受け付けてもいるので、少しでも高く売りたい人も必見です。

まとめ

以上、不用になったソーラーパネルの処分方法について、解説いたしました。ソーラーパネルは産業廃棄物に該当しますので、処分する際には専門の業者に処分を依頼するのが一般的となっています。ただ、お住まいの自治体によっては、粗大ゴミに出せる場合もありますので、役所に確認してみると良いでしょう。

粗大ゴミに出す場合には、自力で撤去しなくてはなりませんが、その際には電気工事士の資格が必須となります。ソーラーパネルは20年から30年くらいで寿命となるのです。取り付けたら必ず撤去しなくてはならない日がやってきますので、最初からリサイクル可能な物質を使ったものを選んでおくと、楽に処分しやすくなります。

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小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

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