買取のプロが教える、
暮らしに役立つ情報サイト、
エルラインジャーナル。

フランスの有名人気デザイナー、フィリップ・スタルクの家具を高く売る為のポイントをご紹介!

小山大作小山大作

ブランド家具を高く売るコツや工夫

フランスのデザイナー、フィリップ・スタルクはフランス大統領公邸の内装を担当したことで知られています。日本でも多く仕事をしていて、代表作品の東京のアサヒビール本社のデザインは見たこともある方も多いのではないでしょうか。一度見たら忘れられないようなインパクトのあるデザイン性と、実用性を両立させたプロダクトは多くの人を惹きつけています。

フィリップ・スタルクは多くのブランドとコラボしていますが、カルテルやドリアデから発表されたものが人気のようです。そこで今回は、特に人気の高いアイテムや売るときのコツなどについてご紹介します。

フィリップ・スタルクについて

1949年パリに生まれるたフランス人デザイナーです。カモンド装飾美術学校を卒業後、18歳にして自らの事務所を設立しました。1968年にピエールカルダンのメゾンに入社し、1972年まで、家具やインテリアデザインのアートディレクターを務めます。

その活躍が当時の仏大統領、ミッテラン氏の目に留り、1982年33歳という若さでエリゼ宮のプライベートスペースの内装を担当し、一躍世界に名前が知られるようになりました。これがきっかけとなり1984年には、パリのCAFE COSTESのインテリアデザインを依頼され、フィリップ・スタルクの代表作としても名高い「COSTES」チェアが誕生しました。

フィリップ・スタルクで査定価格が期待できる家具

241 プリヴェソファ

241 プリヴェソファ

フィリップ・スタルクのデザインをカッシーナの技術で見事に再現したソファです。最高の素材・伝統技術・最新技術・芸術的なセンスが完璧に融合しています。プリヴェソファのテーマは「光と影」のような相反する存在の共存です。

黒い革の素材は男性っぽさ、クラシカルなボタン留めのデザインは女性らしさを感じさせますが、矛盾するようにも見える2つのモチーフがする上手く調和して唯一無二の存在感を放っています。

235/236 ミスターソファ

235/236 ミスターソファ

コーナーやロングシートを組み合わせることで、L字型など目的に合わせたレイアウトが可能なシステムソファです。カッシーナには珍しい奥行きが深いソファとなっています。

アームはワイドアームとナロウアームの幅が違ったアームにデザインされていて、程よいアクセントの役割と、部屋の空間に広がりを与えています。クッション素材はフェザーパッディングとポリエステルパッディングの2種類があります。売却する場合はフェザーの方が高く取引される場合が多いようです。

W.W.スツール

W.W.スツール

ドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)のためにデザインし、1990年にヴィトラから販売されました。一見スツールにはみえないフォルムで、アート作品のようでもあります。「stool」には植物の芽という意味もあり、そこからインスパイアされてデザインされました。

3本の根が床に伸び、一本だけ枝が分かれたようになっています。これは実はフットレストでもあり、機能性も兼ね備えています。現在は廃盤となっていますが、まだまだ人気が高く買取額も期待できるアイテムです。

買取価格をアップするコツや工夫

買取価格をアップするコツや工夫のイメージ写真

ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

できるだけ商品の情報や状態を伝える

製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、 製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。

また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。 製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。

付属品・保証書を揃えておく

保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。 保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。

日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする

製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。 日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。

また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。 将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。

できる範囲できれいに掃除をする

日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。

ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。 綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。

いくつかの業者に見積りをする

業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。 また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。

料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、 本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。

まとめて査定を依頼する

どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。 その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、 査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。 売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。

売却時に気をつけたいこと

売却時に気をつけたいことのイメージ写真

手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。

リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある

流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、 偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。 中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、 今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。 ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。

再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある

有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、 大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。

少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、 余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。 その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。

運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する

部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、 いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。 そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。

プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、 必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。 無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、 対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。

フィリップ・スタルクの家具を高く買取してくれるおすすめ業者

デザイナーズ家具買取 ZENON(ゼノン)

ゼノン

ゼノンで査定してみる

ブランド家具・デザイナーズ家具買取専門のL-line(エルライン)

エルライン

エルラインで査定してみる

まとめ

スタルクの作品はファッションアイテムや電化製品など多岐に渡りますが、ここでは家具を中心に高く買取が期待できるものをご紹介しました。独創的で遊び心が感じられるアイテムはどれも個性的でありながら実用性も兼ね備えています。現在では廃盤となっているものもありますが、人気は衰えることはなく、希少性から高く買い取ってもらえることもあります。フィリップ・スタルクの家具の買取を強化しているショップも多いので、一度お問い合わせをしてみるといいかもしれません。

依頼する際はそのアイテムについて詳しく伝えることがポイントです。正規品が確認できる保証書やレシートなどがあればプラスの評価に繋がります。詳細が分からない場合は、買取を依頼する店舗に相談してくださいね。

Author

#

小山大作
家具の買取をはじめて15年以上の実績を持つ、家具買取業界最大手のL-line(エルライン)株式会社の広報兼バイヤー。
好きなジャンルは、北欧系をはじめアメリカントラディショナルやフレンチカントリーなど様々。 持てる知識と経験をもとに、少しでも生活に役立つ記事をお届けします。

page-top