植木莞爾について
植木莞爾氏は1945年に東京で生まれました。慶応義塾大学在学中からデザインに興味を持ち、卒業後はイタリアに渡り、リナシェンテデパート本店デザイン室、アルトヤコベル建築設計事務所勤務を経て日本に帰国しました。1976年にカザッポアンドアソシエイツを設立し、インテリアデザインなどを手掛けています。
1985年に岩手県のホテル安比グランドを手掛け、自身の代表作として知られています。2001年全米に展開するアップルストアのコンセプトデザインとなる1号店をスティーブ・ジョブズ氏と取り組み、成功を収めました。2004年には日本人として初めてニューヨーク近代美術館のインテリアデザインにも関わりました。
植木莞爾で査定価格が期待できる家具
ヴェント(VENTO)
ヴェントは1997年にカッシーナ・イクスシーから発表されたシリーズです。テーブルの天板はガラス以外にもビーチ材のナチュラル、ウォールナット色があります。現在は廃盤となっている貴重なアイテムです。
VENTOとはイタリア語で「風」という意味で、その名の通り、風通しの良いテーブルです。しっかりしたベースが天板を支える構造で、どの位置からでも椅子を差し込めるといった特徴があります。重厚感のあるベースですが、透明感のあるガラスの天板と組み合わさることで、軽い印象にもなります。
ケーユーエフ(KUF)チェア
1997年にアルフレックスから発表され、2012年まで販売されていました。92年に発売されたKUチェアの後継モデルです。わずかにカーブした背もたれが背中をしっかりと支えてくれます。座面はクッションが貼られていて、快適な座り心地です。
シンプルなデザインでどんなインテリアにも馴染みます。アームチェアタイプもあり、ひじ掛け部分の湾曲などはアルフレックスならではの加工技術の高さが感じられます。
バンコ(BANCO)ソファ
BANCOとはイタリア語で、「ベンチ」のこと。ベンチのように気軽に座れるソファです。イデーより1997年に発表されました。
シンプルなデザインですが、シートと背もたれが分かれていて、厚めのクッションが身体を受け止めてくれます。直線的なラインでデザインされたバンコはどこかと快適な雰囲気が感じられ、インテリアをスタイリッシュに演出してくれます。現在は市場に出回ることが少なく、入手が難しいソファです。
買取価格をアップするコツや工夫
ブランドのことや、人気の製品がわかったところで、より高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
できるだけ商品の情報や状態を伝える
製品にあるブランドのロゴや、タグに記載されている型番など、
製品の情報を詳しく伝えることで正確な査定価格がわかりやすくなります。
また、汚れや購入場所、使用年数なども査定価格を大きく左右するので、正直に伝えることが大切です。
製品情報、状態が良いことがわかれば、思い切った価格を付けてくれる確率が高まります。
付属品・保証書を揃えておく
保証書や付属品がある場合、査定日までに必ず揃えておきましょう。
保証書があることで「正規品の証明」になったり、付属品があることで「保存状態が良い」という、好印象を与えることができます。
日頃から丁寧に使用してメンテナンスをする
製品の状態は買取の際に「とても重要な判断基準」になります。
日頃からやさしく丁寧に使用することで、キズや汚れな付かないように心がけましょう。
また、定期的なメンテナンスも欠かさす行うことで、綺麗な状態を長く維持しやすくなります。
将来的に売ることも考えて、大切に扱うことも高く売るコツと言えるでしょう。
できる範囲できれいに掃除をする
日ごろからの掃除も大切ですが、査定をお願いしたら見てもらう前にもう一度、自分のできる範囲で掃除をしましょう。
ここで重要なのはできる範囲で、無理をしないことで、力任せに掃除したり、適切ではない薬剤などを使って製品を傷めないようにします。
綺麗にしたくても製品の状態を悪くしてしまったら本末転倒なので、くれぐれも無理はしないでください。
いくつかの業者に見積りをする
業者によって得意なジャンルや、買取に近来入れている製品が異なります。
また、買取品目に載っていても、実際の買取経験がない場合もあります。
料金形態がそれぞれ違うのはもちろん、自分の手放したい製品に詳しくて、
本来の価値の値段をつけてくれて、尚且つ査定額やその他買取費用に納得できる業者を選びましょう。
まとめて査定を依頼する
どこの買取業者でも基本的にまとめて査定をお願いすると金額アップが期待できます。
その業者が買取しているもの、また買取出来るものに限りますが、
査定額のアップの他にも、量によっては出張買取地域外でも来てくれる業者もあります。
売るか迷っている製品でも、査定は無料のところが多いので、一度査定してもらうのもありです。
売却時に気をつけたいこと
手放したい製品の状態があまりよくない、探してもブランドやデザイナーなどのロゴが見つからないなど、売却時に起こりやすい困ったことの紹介です。
リプロダクト品・ジェネリック家具だと売れない場合がある
流行りの製品、人気の製品にはリプロダクト品やジェネリック品といった、
偽物ではないけれど、本物ではない、比較的安く買える廉価版です。
中には本物と嘘をついて売っている悪徳なショップもありますが、
今はネットショップなどで手頃にリプロダクト品が手に入ります。
ただし、手放そうとしたときに売れない、売れたけど数百円ということはよくあるようです。
再販できない、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある
有名なブランド製品やデザイナーの製品だと、少しの傷や汚れがあっても売れやすいですが、
大きい傷や汚れ、また再販が難しいような故障や不具合のあるものは買取が難しいです。
少しのキズなどなら業者やショップで修繕して再販可能ですが、
余りにも大きかったり、直せないような不具合があると再販も出来ないので、買取を断られることが多いです。
その場合には適切な方法で製品を処分しましょう。
運び出しが難しい大型家具の場合は予め業者に相談する
部屋の中で組み立ててもらった家具や、購入時には別のスタッフが搬入してくれたけど、
いざ売ろうとしたら自分では重さや多きや、通路の問題で運び出せない問題はよくあります。
そのようなときは無理して自分で運ぼうとしないで、積極的に運び出しを行ってくれる業者に依頼してください。
プロなので最適な運び出しを方法を見つけてくれますし、
必要であればベランダの窓から吊り下げて運び出してくれる業者もあります。
無理な搬出は他の家具や壁を傷つけるリスクもあるので、
対応している業者に詳しく説明して、実際のお部屋や家具を見てもらいましょう。
植木莞爾の家具を高く買取してくれるおすすめ業者
リサイクルショップ チェリーズマーケット
チェリーズマーケットは家具や家電を買取しているリサイクルショップで、買取実績は10年以上で20万件を越えています。
ブランド家具の買取実績も多く、買取った家具もホームに掲載されています。法人の在庫品や倒産品、展示品や懸賞品も買取をしていたり、
ご家庭にあるいろいろな不用品を丸ごと片付け・処分もしてくれるので、不用品の処分も含めて丸ごとお願いしたい人は相談してみるといいでしょう。
参考:リサイクルショップ チェリーズマーケット
まとめ
日本を代表するデザイナーの一人、植木莞爾氏の作品をご紹介しました。今回は廃盤となったものばかりでしたが、もちろん現在販売されているものも多く、モダンな印象のディヴァンコ(DIVANCO)ソファやサルサ(SALSA)ソファなどをイデーから発表しています。どれも端正な雰囲気で人気となっています。廃盤となったものは市場に出回ることも少ないため、その希少価値から高価買取となる場合もあります。古いからといって諦めずに、査定に出してみましょう。
現在販売中のものは年数が新しいほど買取価格はアップする傾向にあります。査定に出す前にお持ちの家具についての情報を収集しておくと、買取価格の交渉時に役立つかもしれません。ちょっとしたことですが、買取額に差が出ることがありますので、査定前にはやっておきましょう。