ヴァーパンについて
ヴェルナー・パントンがデザインした家具を復刻するためにスタートしたのが、ヴァーパンです。ヴェルナー・パントンは1960~1970年代に活躍したデンマークのデザイナーで、自身の名前が付いたパントンチェアなど多くの名作を残しています。ヴァーパンは、ヴェルナー・パントン財団協力のもとで2003年に照明を、2010年からは家具の復刻が始まりました。
独特の色彩感覚や大胆な発想から生まれたデザインは、現在でも多くのファンに愛されています。電気を点けなくても独特の存在感でお部屋に華やかな魅力をプラスします。
ヴァーパンで査定価格が期待できる照明
ファン・シェル(FUN SHELL)
ファンシェルは1964年にデザインされ、豊富なバリエーションがある照明です。共通しているのはシェルをでつくられた円形ディスクを組み合わせていること。
乳白色のシェルを通して、柔らかな光が空間を照らします。たっぷりと使われたシェルは風を受けて軽やかな音を奏でるのも特徴です。一見すると大胆なデザインですが、伝統的なシャンデリアのスタイルを受け継いでいて、より華やかなライトに生まれ変わらせています。
VP グローブ50(VP-GLOBE 50)
シェードをアクリル球体で覆った斬新なデザインで、スペースエイジ・デザインの象徴ともいえるペンダントランプです。グローブとは地球を意味する通り、惑星をイメージしたような存在感を感じます。
地球VPグローブは1969年にデザインされ、パントンの作品の中でも人気アイテムの一つです。シェードの5枚のリフレクターはそれぞれブルー、オレンジ、ホワイトに塗装され、美しい光を放ちます。
ムーン(MOON)
ムーンという名の通り、まるで月の満ち欠けのような神秘的なライトです。サイズの違うスチール製リングを少しずつずらして取り付けることで、貝殻のようなシェードを実現しています。
何重にも重なったシェードをずらすことで、光の角度を変えることが可能です。光を灯すと美しいシルエットが浮かび上がります。ヴェルナー・パントンが独立した初期の1960年にデザインされた、構成に受け継がれる名作です。
買取価格をアップするためのコツ
売りたい照明のブランドや詳しい商品名をチェックしたら、買取してもらうために、また少しでも高く売るためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
できるだけ詳しい情報や状態を正確に伝える
照明のブランドや、ラベル、シェードなどに記載されている作品名や型番などを、出来るだけ全て確認して、査定申込み時に伝えると査定価格がはっきり分かりやすくなります。
また当日にスムーズに査定から買取まで進めることにも繋がります。照明にとって重要な動作も査定額に大きく関わるので、動作の不具合もある場合は正直に伝えましょう。
保証書・付属品・オプション品を揃えておく
購入時の保証書や付属品がある場合は、査定当日までに必ず揃えておきましょう。照明はオプション品が少ない家電ではありますが、もしも持っているなら一緒に見てもらうと買取金額が上がりやすくなります。
日頃から定期的なクリーニングと、できる範囲での掃除をする
フロアランプやデスクライトのような照明は掃除しやすいですが、シーリングライトのような天井についている照明は難しいです。無理に掃除を使用として売りたい照明を壊したり、自分が怪我をしてしまっては本末転倒なので、”できる範囲”が大切です。
掃除しやすい部分でも査定前に一気に綺麗にしようとしても長い間ついていた汚れはなかなか落ちないので、持っている照明や掃除道具と、照明の種類に合わせた方法でクリーニングをしましょう。日頃から掃除したり、丁寧に扱うことが、いつか売却する時に高価買取に繋がります。
いくつかの業者やショップに査定を依頼する
同じブランドの同じ型番の照明でも、買取業者や売りたい時期によって査定額は大きく変わってきます。照明が買取品目に入っているブランド、デザイナーズ家具の買取業者でも、得意不得意や買取強化をしているブランドとジャンルが異なります。
必ず複数社で査定結果して価格やサービスの比較しましょう。但し、売るまでに少し時間はかかるので、引っ越しなど日時に制限がある場合は、それも視野に入れて早めに行動することをオススメします。
まとめて査定を依頼する
照明の買取を個人で買取業者に依頼をする場合、フロアランプやデスクライトだと単体の申し込みになるかもしれませんが、出来ればいくつかの照明をまとめて査定に出したり、家具を取り扱っているなら売りたい家具を見てもらうなど、できるだけ一緒に買取依頼をすると高額査定になりやすくなります。
また、シーリングライトやシャンデリアなど店舗や商業施設などであれば複数点をまとめて買取してくれる業者を選ぶといいでしょう。法人でもまとめて依頼することで買取価格のアップが期待できます。
売却時に気をつけたいこと
照明を売ろうと思ったけど、目立った汚れがある、動作に問題がある、必要不可欠な付属品や保証書が見つからないなど、売るときに気を付けたいことをまとめました。
動作に不具合があると売れにくい
どんなに優れたデザインの照明でも照らすことがメインの役割なので、その動作に不具合がある場合は、基本的に売ることは難しくなります。電球が切れているだけなら自分で交換するか、少しだけ価格は下がりますがそのまま売却可能です。
希少価値のある作品や人気作品であれば正規ルートで修理に出すか、修理も可能な買取業者に査定依頼するのも一つの手です。
再販できないほどの、大きな傷や汚れがあると売れない場合もある
照明のベースやシェードに大きな汚れやキズがある、コードが伝線している場合は、誰も購入したいと思いにくいので再販が難しく、買取を断られるケースもあります。
ただし、買取業者・ショップによっては修復や修繕ができるところもあるので諦めずに一度相談してみてください。それでも買取を断られてしまった場合には、適切な方法で処分しましょう。
純正じゃない部品が使われていたり、自分で修理した経験がある
照明が壊れた際に、正規ブランドやメーカーではないところで修理をしたことがある方は要注意です。
純正じゃない部品を使っていたり、また自分で修理した経歴があると、買取金額の低下もしくは買取不可の可能性もあります。また、故障していたり説明書や付属品がない場合も減額の対象になるため売却前に確認しておきましょう。
売りたい照明がリプロダクト品である
有名ブランドや人気デザイナーのリプロダクト品だとしても、基本的に価格が付きにくく売却が難しい場合があります。どんなに美しいデザインでもリプロダクト品は高価買取対象外ということは覚えておきましょう。
買取業者では断られてしまっても、町のリサイクルショップやヤフオクやメルカリなどフリマアプリではリプロダクト品でも売れる場合もあります。どうしても売りたい場合は検討してみるのも手です。
ヴァーパンの照明を高く買取してくれるおすすめ業者
トレジャーファクトリーの出張買取
中古の家具など、売り上げナンバーワンのトレジャーファクトリーは、実はブランド家具の買取も行っています。
一般的に製品を売る場合は購入から5年以内と言われていますが、トレジャーファクトリーでは10年以内なら査定をしてくれます。
買取が厳しかったブランド家具も買取してくれる場合があるので相談してみましょう。
また、出張買取を依頼した場合も出張費や査定料金、運搬代金、キャンセル料が発生しないと明記されているので、安心して申し込みができます。
参考:トレジャーファクトリーの出張買取
まとめ
ヴァーパンのアイテムは高価格帯のものが多いので、手放すのには勇気がいるかもしれません。ちゃんとした買取業者であれば、丁寧にアイテムの価値を適切に判断してもらえるでしょう。ヴァーパンの市場での需要は安定していますが、売るにはタイミングが重要です。できれば早めに売るのがおすすめです。これを機に売却してみてはいかがでしょうか。
ヴァーパンの照明には電気工事が必要なものもあります。査定の際に買取業者に相談しておきましょう。また、ヴァーパンの照明は繊細なパーツのものが多いので、取り外しには注意が必要です。不安な場合は出張買取を利用して買取業者の方に外してもらいましょう。ほとんどの買取業者が無料で行ってくれますが、中には取り外し料金などを請求する業者もあるので事前にチェックしてくださいね。